侍ジャパン

【侍ジャパン】逆転直後に登板して1回無失点! 松山晋也が代表活動を通じて親交を深めた先輩投手に感謝「勉強をさせてもらいました」

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2025.11.17

韓国戦で1回を無失点に抑えた松山。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 野球日本代表「侍ジャパン」の松山晋也(中日ドラゴンズ)は11月16日、東京ドームで行なわれた「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の韓国戦で3番手で登板。1イニングを投げて1安打無失点と結果を残した。

 日本が5回表に3点を奪い6対4とし、逆転した直後にマウンドに上がった松山は、188センチの長身から投げ下ろすフォームから150キロを超える速球と切れ味鋭いフォークを武器に力投。2アウトからシングルヒットを許したものの、きっちりと後続を打ち取った。

 25歳の右腕は2022年の育成ドラフトで1位指名を受けて以降、急ピッチで実績を積み上げてきた。ルーキーイヤーに支配下登録されると、昨季に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。今シーズンは、育成出身で初となる最多セーブ投手に輝く。そして今回は"WBC仕様"のなかで、しっかりと持ち味を発揮した。

 今シリーズでは、来年3月に開催されるWBCで採用される新ルール「ピッチクロック」が導入された。これは試合時間の短縮を目的に投球間に制限時間を設けるルールで、MLBでは23年シーズンから採用された、投手は捕手からボールを受けてから走者なしの場合は15秒、走者ありの場合は18秒以内に投球動作を始めないと1ボールが宣告される。

 松山はピッチクロックへの対応について「(リズムが)一定になっちゃうので、意識するけど意識しない、みたいな感じ。自分のルーティンをこなして、マウンドに入ってバッターを意識しようとしました」と明かす。
 
 また捕手とのサイン伝達は「ピッチコム」という機器が使われた。その使用について松山は「慣れてきている」とし、NPBでは使わないMLB使用球にも「徐々に慣れてきたので、対応していけると思っています」と自信を見せる。

 試合以外でも、収穫があったようだ。11月初旬の秋季キャンプから1歳上で実績十分なリリーバーとの交流で、課題に気づけたという。

「平良(海馬、埼玉西武ライオンズ)さんと関わる機会が多かったです。まだまだだと感じるところもいっぱいありますので、トレーニング面で勉強をさせてもらいました」

 そして、来季に向けては「取り組みひとつにしても、まだ甘いので、一つひとつ積み上げて良いシーズンを迎えられるようにやっていきたいです」と意気込んだ。

 一冬を越えて、松山はWBCの日本代表メンバーに入れるのか。またNPBではどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか、今から楽しみだ。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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