元MLB選手からも称賛の声が止まらない。

　今季も投打で圧巻の活躍をみせたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。現地時間11月13日（日本時間14日）には、野球記者協会（BBWAA）の投票でナ・リーグMVPに満票選出されており、４度目の受賞は、通算７度の最多記録を誇るバリー・ボンズ氏に続き、MLB史上２人目の快挙となった。
  　これを受け、2010年に完全試合を達成している元アスレチックス投手のダラス・ブレイデン氏は、17日（同18日）、米ポッドキャスト番組『Baseball Is Dead』で二刀流スターの特異性を強調。「考えてみてほしい。満票に驚く段階がいかに早く過ぎ去ってしまったかを」と力説している。

　また、「前まで『まさか満票か？』という感じだったけど、今では毎回、『満票以外ないだろう』という感じになっている」と指摘したブレイデン氏。「バリーの記録に追いつけるか？」との問いには、「もちろんだ！」と力強く即答しており、新たな歴史の塗り替えにも期待を隠せない様子だ。

　さらに番組内では、「オオタニが取りこぼさない限り、（MVPは）常に彼のものだと思う」とナ・リーグの状況を分析。「誰もが内心でオオタニのことを神様のように見ている」「フィールド上の活躍を見ていたらそう思わざるを得ない」と二刀流パフォーマンスに感嘆の声を上げていた。

　圧倒的な活躍で議論の余地を残さない大谷。“ボンズ超え”という夢のような目標は、まさに現実味を帯びてきたと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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