ロサンゼルス・ドジャースとキケ・ヘルナンデスが、互いに再契約に意欲を見せているようだ。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者が現地11月16日、K・ヘルナンデスの左肘手術を報道。その記事内で、「ドジャースとK・ヘルナンデスは互いに再契約に意欲を見せている」と伝えた。

　これを受けてドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は現地18日の記事で、「ドジャースは今オフ、FA選手と契約をしていないが、K・ヘルナンデスを復帰させる動きがあるようだ」と報じた。

　34歳のK・ヘルナンデスは2015～20年、23～25年と、ドジャースに計９シーズン在籍。20年、24年、25年と３度のワールドシリーズ制覇に貢献したユーティリティー選手で、26年にはロサンゼルスで10年目のシーズンを迎える可能性があるようだ。

  「K・ヘルナンデスはドジャース最高の選手とは言えないが、ロサンゼルスのファンから絶大な人気を集めている。MLBでも有能なユーティリティープレーヤーとして、攻守に実力を発揮している。おそらく25年と同じく１年650万ドル（約10億円）で再契約すると予想する」

　25年のポストシーズンでは左翼手のレギュラーとして出場。トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第５戦で本塁打を放ち、続く第６戦の９回にはライナー捕球後に素早く二塁に送球して７-４併殺を完成。劇的プレーで試合を締めるなど、今年もポストシーズンで活躍して見せた。

　ムードメーカーとしても知られる“お祭り男”で、チームリーダーのひとりでもあるK・ヘルナンデスは昨オフもFAとなっていたが、25年２月11日に再契約。はたして左肘を手術した今オフは、どのタイミングで去就が決まるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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