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オリオールズ、日本人選手補強に本腰か「無視することはできない」 エリアスGMが明言「スガノの存在が後押しになった」

THE DIGEST編集部

2025.11.27

今季オリオールズでプレーした菅野智之。(C)Getty Images

 "オールドルーキー"が残した功績がクローズアップされている。
 
 今季、ボルチモア・オリオールズでプレーした菅野智之はシーズンを通して、先発ローテーションの一角を担った。10勝10敗、防御率4.64という成績に加え、チーム最多となる30試合で先発登板。メジャー1年目で2桁勝利を挙げるなど、36歳で挑んだ新たな舞台で確かな爪痕を残した。

 現在、フリーエージェント(FA)となっている菅野は、その去就に大きな注目が集まっている。またルーキーイヤーの今季、オリオールズで戦力として貢献しただけでなく、チーム内外にさまざまな影響を与えたことも報じられている。
 
 オリオールズの地元メディア『THE BALTIMORE BANNER』は11月26日、球団GMのマイク・エリアス氏のコメントを紹介し、今オフの日本人選手補強の方向性を伝えた。
 
 同メディアは、オリオールズがメジャーリーグへの挑戦を明らかにした日本人選手の岡本和真、村上宗隆、今井達也らの獲得に「本腰を入れる」と言及。そのきっかけが菅野であるとし、「NPBからキャリア後半にオリオールズへ飛び込んだスガノは、すぐにチームメイトの心をつかんだ。その存在が、球団フロントが国際的なFA市場へ再び踏み込んで戦力を強化する後押しになった」と強調した。
 
 さらに同メディアは、「スガノがシーズンを通してしっかり結果を残したこともあり、エリアスGMは今後も太平洋を渡る日本人選手の争奪戦に参戦する」と指摘。その上で、ラスベガスで行なわれた各球団フロントによるミーティングの場で、エリアスGMが語った以下のようなコメントも掲載した。
 
「(日本人選手の)市場を無視することはできない。東海岸のチームにとっては多少不利な部分もあり、西海岸のチームが明確に有利なのは確かだ。ただ、スガノの例で分かるように、我々は"選ばれる場所"になり得る。その路線を続けていくつもりだ」
 
 また、日本人プレーヤーの戦力補強について論じる今回の記事では、今後の球団の動きとして、「エリアスGMは、FA期間中も36歳のスガノと連絡を取り続けるつもりだと話す」などとも伝えた。
 
 菅野の存在は、オリオールズに日本球界へ本格的に目を向けるきっかけを与えたようだ。36歳で挑んだメジャー初年度、その数字以上の価値をチームにもたらしたと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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