米スポーツ専門メディア『FAN SIDED』は現地11月26日、「ナ・リーグ西地区各チームの夢のラインアップとローテーション」と題した記事を配信。ロサンゼルス・ドジャースの2026年シーズン理想打順を紹介した。

　同メディアが紹介したラインアップは以下の通りだ（☆印は現在未入団）。

１　大谷翔平（DH）
２　カイル・タッカー（RF）☆
３　ムーキー・ベッツ（SS）
４　フレディ・フリーマン（1B）
５　バイロン・バクストン（CF）☆
６　ウィル・スミス（C）
７　マックス・マンシー（3B）
８　テオスカー・ヘルナンデス　（LF）
９　トミー・エドマン（2B）

　ドジャースの補強ポイントはやはり外野のようだ。25年シーズンは１年1700万ドル（約27億円）でマイケル・コンフォートを獲得し左翼手として起用していたが、深刻な打撃不振に陥り、再契約はしない見込み。代わりに右翼守備を担っていたT・ヘルナンデスを左翼に移し、「５番・中堅」にミネソタ・ツインズのバクストン、そして「２番・右翼」にタッカーを補強するアイデアだ。

　シカゴ・カブスからFAとなった５ツールプレイヤーのタッカーは、他球団との争奪戦が予想される。ただ、同メディアは「ほとんど無限の資金」を持つドジャースが獲得するのは比較的難しくないという。

　ツインズ一筋で、25年に自身２度目のオールスターゲームに出場したバクストンについて同メディアは、トレード拒否権を持っているという障壁はあるものの、球界随一の潤沢なファームシステムによってトレード成立に近づけられると予想。「今オフ、少なくとも一人のスター外野手を獲得しないのはかなり驚きだろう」と、いずれかの入団が実現すると見通し、「この打線はMLB史上最高かもしれない」と理想のラインアップを絶賛した。
  　その一方で、先発ローテーションについては以下の通りだ。

１　山本由伸（右）
２　ブレイク・スネル（左）
３　大谷翔平（右）
４　タイラー・グラスノー（右）
５　佐々木朗希（右）
６　エメット・シーハン（右）

　先発ローテーションに関しては現状維持。「唯一の懸念」はローテーション後半だと指摘している。メジャー１年目の佐々木は25年シーズンに先発として上手くいかなかったものの、ポストシーズン突入後はチーム事情でリリーフ登板を重ねて覚醒。「優秀さを期待する理由がある」と評価している。

　今季15試合に登板して６勝、シーズン後半に安定感ある投球をみせたシーハンについては「もし上手くいかなければ、リバー・ライアンやギャビン・ストーンといった投手が負傷から帰ってくる。期待値の高い選手たちが層の厚みを担う」と後ろにも控えている投手がいると説明。「ロサンゼルス・ドジャースは“ドジャース”なので、先発投手を補強する可能性もあるが、先発ローテーションはほぼ確定しているように見える」として、シーハンを含む６人に期待を込めた。

　ブルペン陣の問題を解消するためには補強が必要となってくるが、ひとまずスターティングメンバーは同メディアの言葉通り、「ほぼオールスターチーム」と言っても良いだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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