現役時代にMLBで２度ワールドシリーズ制覇を経験している田口壮氏が、TBS系列の「S☆１」で今オフにメジャー挑戦を目指している３選手について語った。

　今冬にポスティングシステムを利用してメジャー挑戦をする日本人選手のなかで、今井達也（埼玉西武ライオンズ）、岡本和真（読売ジャイアンツ）、村上宗隆（東京ヤクルトスワローズ）は特に注目度が高く“BIG３”とも称されている。

　一方これまでの歴史で、日本人の投手はNPBと同様の活躍ができるケースが目立つが、内野手は苦戦した場合も多かった。

　そのなかで田口氏はまず今井には「右バッターをのけぞらせられるスライダー、左バッターには、後ろの足に当たるぐらいの球を空振りしてしまうようなスライダー。ポテンシャルとしてはエースになれるでしょう」と“太鼓判”を押す。
  　岡本と村上に関しては、守備が“壁”になるという。自身は現役の頃に外野手が専門だったがMLBで内野手の経験もある田口氏は、こう述べる。

「守備に関して、打球が本当に速い。守っていたら本当に怖いですよ。僕、メジャーで２回セカンドを守ったことがあります。一番最初に守った時に、最初は土の上に守っていたんですけど、知らず知らずに、どんどんどんどん後ろに下がって芝生まで入っていて。で、ベンチに『ちょっと前に来い。下がりすぎ』って言われたことがあります。スピードの慣れと、速さに対してのハンドリングが必要です」

　そのうえで「実力的は凄いので、何の心配もないと思います」と、課題克服に期待を寄せた。

　はたして、日本が誇る“BIG３”は来季のMLBを席捲できるのだろうか。まずは新天地決定に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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