あの熱狂は色褪せることがない。

　現地12月１日、ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ（WS）連覇からちょうど１か月が経過した。SNS上では、劇的な瞬間の感動が再燃しており、勝利の立役者となった山本由伸の驚異的なパフォーマンスにあらためて脚光が当てられている。

　WS第２戦で９回１失点、第６戦で６回１失点と抜群の安定感を示していた山本は、第７戦も９回途中からマウンドに上がると、延長11回まで無失点の熱投。最後はトロント・ブルージェイズの６番アレハンドロ・カークを遊ゴロ併殺に仕留め、ドジャースを21世紀初＆球団史上初のWS連覇に導いた。

　それから１か月が経過し、優勝決定の瞬間を映像で振り返っているMLBの公式Xアカウントは、「忘れられない第７戦」と記述。続く文面には、「ちょうど１か月前のきょう、ヨシノブ・ヤマモトが最後の８アウトを取り、ドジャースのWS連覇が決まった！」と綴った。

  　ほかにも米中継局『FOX Sports』のMLB専門アカウントは、第７戦の名場面をまとめた映像とともに、「王者を倒すならノックアウトするしかない」と現地実況の言葉を併記。ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』は、「もう１か月経ったなんて信じられるか？月日が経つのは早いものだ」と呟いていた。

　強く記憶に残る今季WSの激闘。歴史に刻まれたこの名勝負は、今後も長くメディアやファンの間で語り継がれるに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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