ロサンゼルス・ドジャースがサンディエゴ・パドレスからフリーエージェントになった救援右腕ロベルト・スアレスに関心を示している。現地12月４日、地元メディア『Dodger Blue』が報じた。球団はスアレスに対し、長期ではなく短期契約の提示を検討しているとみられる。

　34歳のスアレスは2015年にメキシカンリーグでプロデビューした後、同年11月にNPBの福岡ソフトバンクホークスと契約。20年には阪神タイガースへ移籍し、クローザーとして地位を確立。２年連続リーグ最多セーブを挙げ、通算67セーブと大活躍した。22年にパドレスへ加入しMLBデビュー。セットアッパーから24年シーズンにはチームの守護神を任された。
  　25年のレギュラーシーズンは70試合に登板し、４勝６敗40セーブを記録。最速101.4マイル（約163.2キロ）のフォーシームを武器に大きく沈むシンカー、スプリット、チェンジアップなどの変化球で69回2/3を投げて防御率2.97、75奪三振と安定した成績を残した。パドレスでの４シーズンは20ホールド、77セーブ、防御率2.91を誇っている。

　米スポーツメディア『The Athletic』は、「ドジャースは元パドレスのクローザー、スアレスに興味を抱いている。２度のオールスター選出経験を持つ彼に対して、より高い平均年俸で短期契約を目指している」と報じている。

　また、MLBのデータサイト『FanGraphs』は「スアレスの契約は概ね２～３年、総額1500万～1600万ドル（約23～25億円）程度になる」と予測している。

　同じナショナル・リーグ西地区のライバルとして多く対戦してきた実力派クローザーだけに、ドジャースのブルペン再編における候補の一人として剛腕は注目を集めている。

構成●THE DIGEST編集部

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