常勝軍団が今オフも補強の手を緩めない。

　現地時間12月23日（日本時間24日）、米スポーツ専門メディア『The Athletic』のチャド・ジェニングス記者は、「MLBオフシーズンのティア（階層）：補強中や再建中、そして現状維持のチームは？」と題した特集記事を掲載。全30球団を「７つのティア」に分け、それぞれの状況を分析している。
  　その中でワールドシリーズ（WS）連覇中のロサンゼルス・ドジャースが分類されたのは、積極的な補強を行なっているという最高評価の「ティア１」。トロント・ブルージェイズ、ボルティモア・オリオールズ、フィラデルフィア・フィリーズとともに、妥協を許さない戦力増強がポジティブに評価された。

　中でも大きな注目を集めているのは、救援右腕エドウィン・ディアスの存在だ。ニューヨーク・メッツからフリーエージェント（FA）となっていた守護神は、３年6900万ドル（約108億円）でドジャース入り。課題のブルペンを強化するこの一手には、ジェニングス記者も称賛の言葉を惜しまない。

　記事内では、「今冬にあまり多くの動きを見せていないドジャースだが、FAで失った戦力も多くない」と指摘しつつ、「ロースターをほぼ維持しており、ディアスと年平均で救援投手史上最高額の契約を結んだ」と紹介。「近年の積極的かつ高額な補強方針を継続中」と隙のない立ち回りが絶賛されている。

　直近２年間で驚異的な強さを誇示してきたドジャース。果たして３連覇を狙う来季へさらなるサプライズは飛び出すのか。今後も彼らの一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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