第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が、いよいよ3月5日に開幕する。3年前、日本列島を歓喜の渦に包み込んだ野球の世界一決定戦が東京ドームを舞台に熱戦の火蓋が切って落とされる。決戦の地には、メジャー1年目の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)を見続けてきた敏腕記者がおり、THE DIGESTの直撃取材に応じてくれた。
今やメジャーリーグを代表する選手となり、野球界をリードする旗手としてけん引している大谷翔平。スーパースターの2度目のWBCを取材するため、米スポーツメディア『THE Athletic』のサム・ブラム記者が初来日していた。ロサンゼルス・エンジェルスの担当記者であるブラム氏は大谷を長年取材しており、24年にドジャースに移籍するまでその一挙手一投足を追い続けている。記者席で同氏の姿を見つけ、スマートフォンの翻訳アプリを使いながら取材を申し込むと、快く応じてくれた。
1日の朝に来日したというブラム氏は「日本に来るのは、これが初めてなんです。日本の文化は、何というか...自分が場違いだと感じてしまうほど本当に美しい国ですね。清潔ですし、素晴らしい4日間を過ごしています。東京スカイツリーの頂上にいったり、渋谷のスクランブル交差点に行ったりと、いくつか素晴らしい観光もしました。本当に最高でしたし、ここに来られて嬉しいです」と笑顔で振り返った。
23年大会は投打の二刀流として日本を14年ぶりの優勝に導いた大谷。今大会は打者専念として合流しており、強化試合2試合では5打数ノーヒット。期待された快音はなく、6日の初戦(チャイニーズ・タイペイ戦)を迎えることになる。スーパースターの状態についてブラム氏は「まったく心配していません」と答え、「なぜなら、オオタニはオオタニだからです」と不敵な笑み。マイク・トラウト(米国)と二枚看板を形成し、長年エンジェルスをけん引してきた大谷の底知れぬ打棒を間近で見てきた自信を窺わせた。
次にエンジェルス時代(2018-23年)と、ドジャースに移籍(24年~現在)した今とで、何か変化はあったのか。率直なことを訊いてみると、「オオタニに関しては、エンジェルスとドジャースという所属チームの違いだけではないと思う。私にとっての大きな区切りは、言うまでもなく彼の元通訳(水原一平)の裏切りの件です。ここ数年、オオタニはより表現豊かになり、より自分らしくいられるようになったように私には見えます」とコメント。より具体的に次のように語った。
「もちろん、勝つことも助けになっています。私がオオタニを取材していた期間、エンジェルスの話題は常に『オオタニは、どこにサインするのか?』『エンジェルスが好きなのか、嫌いなのか?』『負け続けていて不満はないのか?』ということばかりでした」
「しかし今、オオタニの偉大さは比類なきものだと思います。彼の物語の一部となってしまったいくつかのドラマを除けば、他に疑問の余地はありません。オオタニは間違いなく野球界史上最高の選手です。そして今、ドジャースで素晴らしいチームメイトに囲まれていることで、人々がそのことを理解しやすくなっています」
ドジャース入団から3年目を迎える大谷。この間、ワールドシリーズ連覇や満票で3年連続4度目のMVP受賞と大活躍を見せたが、いずれも事前の予想を超える打撃成績を叩き出していた。25年シーズンは二刀流復活のため、本塁打の本数が減るとの見方もあったなか、結果はキャリアハイの55本。ブラム氏が言及する通り、大谷は誰も予測できない領域に到達しながら、現在もなお驚異的な進化を遂げている。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【動画】複数のSPに守られ...東京駅に現われたスター・大谷
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今やメジャーリーグを代表する選手となり、野球界をリードする旗手としてけん引している大谷翔平。スーパースターの2度目のWBCを取材するため、米スポーツメディア『THE Athletic』のサム・ブラム記者が初来日していた。ロサンゼルス・エンジェルスの担当記者であるブラム氏は大谷を長年取材しており、24年にドジャースに移籍するまでその一挙手一投足を追い続けている。記者席で同氏の姿を見つけ、スマートフォンの翻訳アプリを使いながら取材を申し込むと、快く応じてくれた。
1日の朝に来日したというブラム氏は「日本に来るのは、これが初めてなんです。日本の文化は、何というか...自分が場違いだと感じてしまうほど本当に美しい国ですね。清潔ですし、素晴らしい4日間を過ごしています。東京スカイツリーの頂上にいったり、渋谷のスクランブル交差点に行ったりと、いくつか素晴らしい観光もしました。本当に最高でしたし、ここに来られて嬉しいです」と笑顔で振り返った。
23年大会は投打の二刀流として日本を14年ぶりの優勝に導いた大谷。今大会は打者専念として合流しており、強化試合2試合では5打数ノーヒット。期待された快音はなく、6日の初戦(チャイニーズ・タイペイ戦)を迎えることになる。スーパースターの状態についてブラム氏は「まったく心配していません」と答え、「なぜなら、オオタニはオオタニだからです」と不敵な笑み。マイク・トラウト(米国)と二枚看板を形成し、長年エンジェルスをけん引してきた大谷の底知れぬ打棒を間近で見てきた自信を窺わせた。
次にエンジェルス時代(2018-23年)と、ドジャースに移籍(24年~現在)した今とで、何か変化はあったのか。率直なことを訊いてみると、「オオタニに関しては、エンジェルスとドジャースという所属チームの違いだけではないと思う。私にとっての大きな区切りは、言うまでもなく彼の元通訳(水原一平)の裏切りの件です。ここ数年、オオタニはより表現豊かになり、より自分らしくいられるようになったように私には見えます」とコメント。より具体的に次のように語った。
「もちろん、勝つことも助けになっています。私がオオタニを取材していた期間、エンジェルスの話題は常に『オオタニは、どこにサインするのか?』『エンジェルスが好きなのか、嫌いなのか?』『負け続けていて不満はないのか?』ということばかりでした」
「しかし今、オオタニの偉大さは比類なきものだと思います。彼の物語の一部となってしまったいくつかのドラマを除けば、他に疑問の余地はありません。オオタニは間違いなく野球界史上最高の選手です。そして今、ドジャースで素晴らしいチームメイトに囲まれていることで、人々がそのことを理解しやすくなっています」
ドジャース入団から3年目を迎える大谷。この間、ワールドシリーズ連覇や満票で3年連続4度目のMVP受賞と大活躍を見せたが、いずれも事前の予想を超える打撃成績を叩き出していた。25年シーズンは二刀流復活のため、本塁打の本数が減るとの見方もあったなか、結果はキャリアハイの55本。ブラム氏が言及する通り、大谷は誰も予測できない領域に到達しながら、現在もなお驚異的な進化を遂げている。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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