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侍ジャパン

「しまった、失投だ」あの一球が人生を変えた 電気技師サトリアが侍ジャパン斬りの記憶とともに代表引退「ここで終わるのがふさわしい」【WBC】

THE DIGEST編集部

2026.03.11

WBCチェコ代表から引退したサトリア。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

WBCチェコ代表から引退したサトリア。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 3月10日、MLB公式サイト『MLB.com』は、チェコ代表の“ジェダイ”こと電気技師オンジェイ・サトリアが、代表チームに別れを告げる決断をしたと報じた。

 サトリアは3年前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1次ラウンド、東京ドームで大谷翔平から三振を奪ったことで知られる投手。今回の大会を最後に代表を退くという。
 
 同サイトによると、サトリアは当時の一球を振り返り、「『しまった、失投だ』と思った」と語った。自ら“ザ・ワーカー(労働者)”と呼ぶチェンジアップが大谷の空振りを誘ったという。「でもあの瞬間が僕の人生を変えたんだ」と明かした。

 さらにサトリアは大谷だけでなく、ラーズ・ヌートバー、近藤健介、村上宗隆からも三振を奪っている。「侍ジャパンの先頭4人を三振にした唯一の投手らしい。それは大谷だけを三振にしたよりすごいかもしれない」と話し、その投球術の確かさを示したと『MLB.com』は伝えている。

 日本では今や人気者だが、母国では普通の会社員だ。「チェコでは誰も僕を知らない。ただのオストラバ出身の男。でも日本では敬意を払ってくれて、サインまで求められる。ここに戻ってこれて本当にうれしいよ」と笑う。

 今回、サトリアは家族との時間を優先するため代表引退を決断した。昨秋にはチェコ史上初となる欧州選手権の銅メダルを獲得。「代表でメダルを取ることは、僕のパズルに残っていた最後のピースだった。手にした時は本当に泣いた。大谷のボールも特別だけど、このメダルは僕にとってすべてだ」と語ったと同サイトは紹介した。

 代表ラスト登板となった今回の日本戦でも無失点で抑えたサトリアは、「ここで有名になったのだから、ここで終わるのがふさわしい。このユニホームを着られる一瞬一瞬を最後まで楽しむ」とコメント。チェコ野球の誇りを胸に、“ジェダイ”は国際舞台に別れを告げた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】サトリアへの感動的なスタンディングオベーション、WBCとMLB公式が公開
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