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怪物スキーンズ、“天敵”に泥沼5連敗…指揮官「彼を助ける必要がある」

THE DIGEST編集部

2026.05.01

カーディナルス戦では勝てていないパイレーツのスキーンズ。(C) Getty Images

 現地4月30日(日本時間5月1日)、ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズがセントルイス・カーディナルス戦に先発登板した。9奪三振を記録したが2被弾を浴びるなど、5回を投げ8安打5失点(自責点4)で2敗目を喫した。

 メジャーを代表する剛腕にとって、実はカーディナルス戦は鬼門のカードだった。過去4度の登板はすべて黒星で、一度もカーディナルス相手に勝利を挙げていない。開幕2戦目の勝利から4連勝と勢いを持ってマウンドに上がったこの日も、初回から2本塁打を浴びて主導権を握られる苦しい立ち上がりだった。2回以降は立ち直ったが、流れを引き寄せられず5対10で敗戦。防御率3.18、WHIP0.85と上々の数字を残す一方で、カーディナルス戦に限れば通算0勝5敗と、未勝利が続いている。
 
 AP通信の記者から、「なぜカーディナルスにだけ勝てないのか?」と尋ねられた右腕は、「相手の方が多く点を取っているからだ」と話し、「自分たちの野球をするだけ。少し力みすぎていた」と冷静に振り返っている。

 この敗北について、パイレーツのドン・ケリー監督は「スキーンズ以上に、彼自身に期待している人間はいない。今日のような試合では、打線が彼を助ける方法を見つける必要がある。彼はいつもチームを助けてくれているのだから」と語り、チーム全体の奮起を促した。

 また、今オフにタンパベイ・レイズから加入したベテランのブランドン・ラウは「スキーンズが苦しんだと言いながらも3点しか取られていないのを見ると、かなり辛いことだよ」と、援護できなかった悔しさをにじませた。

 チームは16勝16敗と五分の成績ながら、地区争いではやや後れを取る状況にある。スキーンズは「どのチームにも停滞はある」としつつ、「自分たちらしさに立ち返る必要がある」と強調した。

 圧倒的な実績を誇る若きエースが、特定の相手に苦戦する現象は珍しくないが、今後の対戦でどのように修正していくかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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