プロ野球

【球団別年俸ランキング|広島】3億円の菊池を筆頭に1億円プレーヤーが9人。かつての貧乏球団のイメージは完全に払拭?

THE DIGEST編集部

2020.03.07

メジャー行きを断念して新たに4年契約を結んだ菊池がチーム最高給となった。写真:徳原隆元(THE DIGEST写真部)

 誰もが憧れるプロ野球選手。それはプレーの華やかさはもちろん、「稼ぎ」もトップクラスだからだ。一流の選手ともなれば年俸は軽く1億円を超える。では、各球団の最高年俸選手は誰なのか? 今回は広島の年俸ランキングトップ20をお届けしよう。

<広島年俸ランキングTOP20>
1位 菊池涼介(内野手)3億円
2位 鈴木誠也(外野手)2億8000万円
3位 ジョンソン(投手)2億7000万円
4位 會澤翼(捕手)1億8000万円
5位 大瀬良大地(投手)1億7500万円
6位 長野久義(外野手)1億7000万円
7位 田中広輔(内野手)1億5000万円
8位 中﨑翔太(投手)1億4500万円
9位 野村祐輔(投手)1億2000万円
10位 松山竜平(内野手)8500万円
11位 今村猛(投手)8000万円
12位 一岡竜司(投手)7300万円
13位 九里亜蓮(投手)7200万円
14位 西川龍馬(内野手)6800万円
15位 ピレラ(内野手)6480万円
16位 DJジョンソン(投手)6050万円
17位 スコット(投手)5780万円
18位 石原慶幸(捕手)5500万円
19位 岡田明丈(投手)4400万円
20位 フランスア(投手)4100万円
※年俸は推定。『SLUGGER』調べ。
 流出が懸念されていた菊池涼、會澤、野村の3人が結果的に全員残留。ポスティングでのメジャー移籍を断念して新たに4年契約を交わした菊池涼がチーム一の高給取りとなった。

 2位は鈴木の2億8000万円。首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、一気に1億2000万円の大幅アップとなった。このペースなら、今後数年で黒田博樹の球団史上最高年俸(6億円/2016年)を更新するかもしれない。国内FA権を行使せずに残留した會澤も、9200万円→1億8000万円と約2倍の昇給を獲得。逆に昨季、不振に苦しんだ長野と田中はそれぞれ5000万円、3000万円の大幅ダウンを呑んだ。

 昨季は4位に低迷したとはいえ、相変わらず観客動員もグッズ売り上げも絶好調。1億円プレーヤーは9人に達し、「球界きっての貧乏球団」という以前のイメージは完全に払拭された。

 だからといって、コスト意識が薄れたわけではない。助っ人選手の獲得コストを低く抑える"伝統"は健在で、今季新たに加わったピレラ、DJジョンソン、スコットの3人はいずれも6000万円台。3人足しても、オリックスに加入したジョーンズの半分にも満たない。現在は3億円近い高給を手にしているジョンソンも、来日1年目の年俸は7000万円だった。

構成●THE DIGEST編集部

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