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プロ野球

【プロ野球ポジション別年俸ランキング|捕手】1億円以上は倍増の8人。世代交代が進み、20代が台頭!

THE DIGEST編集部

2020.03.10

トップは西武・森友哉の2億円。捕手という重労働をこなしながら、昨季は打率.329、23本塁打、105打点をマークした。写真:滝川敏之

トップは西武・森友哉の2億円。捕手という重労働をこなしながら、昨季は打率.329、23本塁打、105打点をマークした。写真:滝川敏之

 プロ野球選手、それは過酷なトレーニングと心無い批判に体も心もすり減らし、一生分を10数年で稼ぐ過酷な職業だ。そのため、優れた選手は莫大な年俸を手にする。今回は捕手のポジション別の年俸ランキングを見てみよう。
 
<捕手年俸ランキングTOP10>
1位 森友哉(西武)2億円
2位 曾澤翼(広島)1億8000万円
3位 炭谷銀仁朗(巨人)1億5000万円
4位 甲斐拓也(ソフトバンク)1億1000万円
   伊藤光(DeNA)1億1000万円
6位 小林誠司(巨人)1億円
   梅野隆太郎(阪神)1億円
   大野奨太(中日)1億円
9位 中村悠平(ヤクルト)9000万円
10位 田村龍弘(ロッテ)7000万円
※年俸は推定。『SLUGGER』調べ
 
 1億円以上の大台は昨年の4人から8人へと倍増した。

 1位の森はリーグMVPに輝き、捕手史上4人目となる首位打者のタイトルも獲得して、1億2000万円の大幅アップを果たした。打撃ではすでに現役最高捕手と言っても過言ではなく、リーグワーストの12捕逸を記録した守備面を改善できれば、さらなる高みが見えてくる。

 セ・リーグ最高は2位の曾澤。持ち前の打撃に磨きをかけ、得点圏打率3割5分1厘はリーグトップ。11月のプレミア12では決勝にフル出場するなど、現時点で侍ジャパンの正捕手と言える存在だ。五輪代表の枠の少なさを考えると、彼の打撃を生かさない手はない?

 トップ10に2人がランクインしたのは巨人だけで、打撃では昨季OPS.745を記録した炭谷の方が秀でているが(小林は.580)、守備では盗塁阻止率4割1分9厘を誇る小林に軍配が上がる。昨年は併用でリーグ優勝を果たしたが、今年はどのような起用法を取るのか。原監督の采配に注目が集まる。

 10人中4人が20代で、特に森は25歳、田村も26歳と若く、近年は若い捕手の台頭が著しい。昨年限りで引退した阿部慎之助(現・巨人二軍監督)や、長年楽天を支えた嶋基宏(現ヤクルト)ら、2010年代に一時代を築いた捕手たちがトップ10から姿を消したこともあり、世代交代を強く印象付けるランキングになったと言えるだろう。2020年代を彩る若手の活躍に、これからも要注目だ。
 
構成●THE DIGEST編集部
 

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