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高校野球

“リアル二刀流”イチロー氏、投打全力プレー後の会見で見せた疲労困憊のなかでの格好良さ【高校野球女子選抜vs.KOBE CHIBEN】

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.09.13

高校女子選抜戦で1番・投手でフル出場したKOBE CHIBENのイチロー氏。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

高校女子選抜戦で1番・投手でフル出場したKOBE CHIBENのイチロー氏。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 9月13日に行なわれた「SATO presents 高校野球女子選抜vsイチロー選抜KOBE CHIBEN」で、KOBE CHIBENのイチロー氏は1番・ピッチャーの“リアル二刀流”でスタメン出場した。打っては5打数2安打、投げては9回まで127球を投げて5安打17奪三振の完封でチームの快勝(○7対0)をけん引した。

 10月に53歳になるイチロー氏が、全力投球を披露した。最速136キロの速球と120キロ台の変化球を駆使し、相手打線を圧倒。2年連続の完封で、6年連続完投を成し遂げた。

 投打にわたる大活躍に後輩も脱帽。2学年下でこの試合「2番・ショート」で4打数2安打1打点をマークした松井稼頭央氏は「凄いです。1人で投げ切る。打席でも1番に立ち、走って...考えられないです」と驚くほどだった。

 投打ともに超人的なパフォーマンスを発揮したイチロー氏だが、試合後に応じた記者会見では開口一番「疲れた!」と切り出した。
 
 そして数々の質問に応じているうちに、“限界”に達したようだ。「ちょっと座っていい?もう、本当に疲れちゃって。ごめんなさい」と言いつつ、座り込んだ。

 それでも、いすを用意したスタッフを制止。下半身のケガでなかったためでもあるのだろうが、「見た目が大事だから。残念な感じが出る」と拒み、その後もさまざまなことを語り、会見場を後にした。

 立てなくなるほど全力を尽くし、座り込む時でさえも格好良さを追求したイチロー氏。永遠のスーパースターたるゆえんの、一端を見られた。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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