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ジャッジがヤンキースに求めた「全力補強」 主砲の訴えに幹部の一部が“不快感”と米報道

THE DIGEST編集部

2026.10.17

ポストシーズンでは出番がなかったジャッジ。来季に向けて巻き返しが期待される。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースの主将アーロン・ジャッジが、今オフの補強方針をめぐる発言で注目を集めている。米メディア『HEAVY』によると、ポストシーズン敗退後に球団へ積極的な補強を求めたジャッジに対し、球団幹部の一部が不快感を示したという。

 ヤンキースはアメリカン・リーグ地区シリーズ(ALDS)でタンパベイ・レイズに3連敗を喫し、今季のポストシーズンから姿を消した。負傷の影響で出場できなかったジャッジは敗退後、球団が来季に向けてどのような対応を取るべきか問われ、「ヤンキースなのだから、全力を尽くすべきだ。チームに足りない部分があるなら、必要な選手や人材を獲得すべきだ」との考えを示した。
 
 この発言をめぐり、波紋が広がっている。『HEAVY』が紹介したMLB関係者ジョン・ヘイマン氏の報道によれば、球団幹部の1、2人は、総年俸3億2000万ドル規模のチームについて、ジャッジがさらなる資金投入の余地を示唆したことに「やや不快感を抱いた」という。幹部側は発言に驚いたものの、ジャッジとは良好な関係を築いており、今回の件が長期的な対立につながるとはみられていない。

 球団側の反応には、すでに多額の資金を投じているという事情もある。ジャッジ自身、9年総額3億6000万ドルの大型契約を結んでいるほか、球団はトレント・グリシャムに2026年の年俸2000万ドルを支払い、コディ・ベリンジャーともシーズン前に大型契約を結んだ。『HEAVY』はこうした契約を挙げ、チームがすでに補強に資金を投じてきた点を指摘している。

 一方で、資金をかけていることが、そのままポストシーズンでの成功につながるわけではない。ジャッジは今季、負傷の影響もあってレギュラーシーズンの出場が66試合にとどまったものの、237打数で18本塁打、OPS+140を記録した。万全の状態でプレーできれば大きな戦力となるだけに、球団にとっては主将の意見をどう受け止め、チーム全体の戦力を整えるかが課題となる。

 ワールドシリーズ制覇を目指すヤンキースにとって、今オフはチームの方向性を左右する重要な時期となりそうだ。さらなる大型補強に踏み切るのか、それとも既存戦力の見直しを優先するのか。ジャッジの発言を受け、球団がどのような判断を下すのか注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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