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チーム最多12勝の菅野智之、それでも再契約は不透明? ロッキーズ専門サイトが指摘する「イニングイーター以上の壁」

THE DIGEST編集部

2026.10.17

今季12勝を挙げた菅野。去就が注目される。(C)Getty Images

今季12勝を挙げた菅野。去就が注目される。(C)Getty Images

 コロラド・ロッキーズでメジャー2年目のシーズンを戦った菅野智之は、今オフ、フリーエージェント(FA)を迎える。先発陣で最も多い白星を記録した右腕の来季について、ロッキーズ専門サイト『PURPLE ROW』が今オフでの再契約の可能性について論じている。

 今季、菅野は29試合に先発し、154回1/3を投げ、12勝(12敗)を記録。いずれも、チーム最高の数字を残した。だが、勝ち星は8月11日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦が最後となり、以降の8登板で7つの黒星を喫した。ア・リーグ西地区最下位に沈んだロッキーズの先発陣において、開幕から存在感を示す活躍を見せながらも、シーズン終盤は打ち込まれるマウンドが続いた。
 
『PURPLE ROW』は10月16日、「ロッキーズは退団する先発投手たちと再契約すべきなのか?」と銘打った特集記事を掲載。その中で、菅野の今シーズンのパフォーマンスを振り返っており、「2026年シーズンを通して、菅野はロッキーズの先発投手の中で最も安定した存在だった」と評している。

 だが一方で、「間もなく38歳を迎え、メジャーで2シーズンを経験した菅野に、2026年に見せた安定したイニングイーター以上の活躍を期待する余地は、ほとんどないだろう」と見込んでおり、さらに、「菅野のメジャーでの2シーズンの投球成績は、驚くほど似通っている」と指摘。そのうえで、2025年に在籍したボルティモア・オリオールズ在籍時のデータと比較する形で、「2026年のFIP(守備から独立した投手評価指標)は5.39で、2025年よりわずか0.03高いだけだった。また、xFIPは4.74で、こちらも前年を0.04上回ったにすぎない」と言及した。

 さらに、「シーズンを通した成績の推移も同様で、2025年、2026年はいずれも、シーズン後半に成績が下降する傾向がみられた」と指摘する。

 それらの要因を踏まえ、同メディアは菅野の来季への見通しとして、「手薄な先発ローテーションでイニングを稼いでもらうためにロッキーズが再契約することは、決して悪い選択ではない。実際、それよりもはるかに悪い補強をしてしまう可能性もある」と論じている他、「ただし、菅野との再契約が、チームの成績向上に直結するとは考えにくい」とも綴っている。

 菅野と再契約となるケースはあくまでも、「先発陣の不足を補う手段」と同メディアは主張する。いずれにせよ、今オフ、日本人右腕がどのようなキャリアを選択するのか。その動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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