10月22日にドラフト会議が行われる。各球団の育成状況や補強ポイントを踏まえた上で、「誰を指名するか」ではなく「誰を指名するべきか」という観点からドラフトを展望する。今季、夏場からの失速で5位に終わったヤクルトはどのような戦略で臨むべきか。
【基本方針】
将来性重視
【補強ポイント】
・将来の中軸打者になり得るパワーヒッター
・三振を奪える決め球を持つ先発候補
・5年後の正捕手候補
【理想の指名】
1位:菰田陽生(投手/内野手|山梨学院高)
2位:有馬伽久(投手|立命館大)
4位:佐伯真聡(捕手|花咲徳栄高)
今季のスワローズは前評判を覆して交流戦まで首位争いを演じたものの、夏場から失速して最終的に5位に終わった。村上宗隆のメジャー移籍もあり、狭い神宮球場を本拠地としながら本塁打数リーグ最下位という長打力不足がチームとして最大の問題点。若手の台頭もあったが、近い将来30本塁打を打てるような選手は浮かびにくい。
投手陣は山野太一と奥川恭伸が規定投球回に到達と明るい材料もあったが、それに続く選手の層は決して厚くなく、このドラフトでも将来のローテーションの候補を獲得したいところだ。27年から二軍が茨城県守谷市に移転することも踏まえ、そこから飛び立つ若燕になるような将来性豊かな選手を獲得していきたい。
球界を代表するような打棒を持つ選手として、菰田陽生(山梨学院高)のポテンシャルの高さは1巡目で入札するに相応しい選手だろう。投手としても非凡な素質を見せており、大谷翔平(現ドジャース)はあまりに異次元としても、日本ハムが24年にドラフト1位指名した柴田獅子はロールモデルになり得る。
来年からセ・リーグもDH制が導入され、純粋な飛ばす力とバットにボールを乗せて角度をつける技術を持つ菰田のような選手は活躍の場を広げられる可能性が高い。球団として「二刀流」育成の前例はないが、こうした圧倒的なフィジカルを誇る選手はこの先も現れ得ることを思えば、尻込みする理由にはならない。守谷で羽ばたく選手としてのストーリー性も込みで夢を見たい選手だ。




