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MLB

MLB挑戦の佐藤輝明、“米国での評価”は? 村上宗隆との共通点と相違点を米メディア説明「大きなパワーと大きな疑問符を持っている選手だ」

THE DIGEST編集部

2026.10.20

米国でも長打力によって高い評価を受けている佐藤。写真:鈴木颯太朗

米国でも長打力によって高い評価を受けている佐藤。写真:鈴木颯太朗

 阪神タイガースが佐藤輝明のポスティングを容認。三冠王の今オフMLB挑戦の道が開けた。この動きを報じた米メディア『Fan Sided』は佐藤について「大きなパワーと大きな疑問符を持っている選手だ」と評価し、MLBでの契約がどのようなものになるか考察した。

 佐藤は今季、打率.306、出塁率.383、長打率.609、39本塁打をマークし、2年連続のシーズンMVP受賞が確実視されている。『Fan Sided』のロバート・マレー記者は、今オフのFA選手トップ26ランキングで佐藤を4位に置き「市場で最高のパワーヒッター」と評している。

 さらに、長打力に加えて守備では一塁や三塁といったコーナーを守る点から、今季MLB1年目ながら大活躍した村上宗隆(シカゴ・ホワイトソックス)と比較。佐藤の長打力は村上ほど突出していないとしつつも、「日本で2番目に近い存在」と見ている。甘い球を捉えた時の破壊力は大きく、昨季も40本塁打を放っている点からも「一発屋ではない」と見立てる。

 一方で、「いくつかの赤信号も村上と共有している」。これまで三塁を中心に守ってきたが、メジャーでは一塁、よくても左翼への転向が避けられないとの見方だ。さらに、空振りを避ける指標となるコンタクト率は今季66%で、NPBの打者の下位3分の1に入り、MLB平均の77%を大きく下回る。より強力な投手陣を相手に、空振りが増えて長打力を試合で発揮しきれないのではないか、という疑問が残ると同メディアは指摘する。
 
 ただし、村上との違いもある。村上はほとんどボール球に手を出さなかったが、佐藤のコンタクト面の問題は、ストライクゾーン外のボール球に手を出すことに由来すると同メディア。極めて積極的な打撃スタイルの表れだという。村上は空振りへの懸念から短期契約でホワイトソックスに入り、実際にシーズン後半に空振りによって成績が失速した経緯がある。球団側が佐藤にも同様の慎重姿勢を取るかが焦点となりそうだ。

 それでも今オフは、特に20代の強打者が少ないため、来年3月に28歳となる佐藤に関心を示す球団は比較的多いと見られる。同メディアが挙げた有力候補は、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズ、デトロイト・タイガース、セントルイス・カーディナルスの5球団。特に長打力に課題を抱えるチームが中心であり、守備の懸念はあるものの「ランディ・アロザレーナや鈴木誠也ほど高額にはならない」と“お買い得”な契約になる可能性を示唆している。

 昨オフにMLB挑戦した村上、岡本和真といった日本人内野手の活躍で注目が高まりそうな佐藤。移籍する球団、そして契約内容を含めて今後も注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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