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「ファンの不満はかつてない」名門ヤンキースを9年率いてWS進出1回のみ…ブーン監督を米老舗誌が痛烈批判「レジェンドたちは改善する必要性について声を上げている」

THE DIGEST編集部

2026.10.21

来季、就任10年目を迎えるヤンキースのブーン監督。(C)Getty Images

来季、就任10年目を迎えるヤンキースのブーン監督。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースは今季、レギュラーシーズンでは93勝68敗でア・リーグ東地区で1位のタンパベイ・レイズに4.5ゲーム差をつけられて2位だった。ポストシーズン(PS)では、ア・リーグワイルドカードシリーズ(ALWCS)でボストン・レッドソックスに2戦全勝したものの、続くア・リーグ地区シリーズ(ALDS)でレイズに3戦全敗を喫し、終戦となった。名門軍団の問題点が指揮官になると、米老舗誌が論じた。

『Sports Illustrated』の電子版『ON SI』は、「ワールドシリーズ(WS)優勝から17年――球団史上最長となる空白期間が続いているにもかかわらず、ニューヨーク・ヤンキースの監督は来季も続投することになった。何らかの刷新が必要なはずなのだが」と切り出し、チームを9年間指揮しているアーロン・ブーン監督体制の継続に疑問を呈する。

 同メディアは、ブーン監督の成績を「2018年からヤンキースの監督を務め、レギュラーシーズンでの通算成績は790勝565敗。就任から9年間のうち8度、チームをPSに導いてきた。しかしPSでの成績は27勝30敗にとどまり、ALCSには4度進出したものの、WSへの進出は一度きりだ」と、厳しい論調で伝える。そして、ファンの反応を以下のように報じた。

「ファンの不満はかつてないほど高まっており、在任期間中に一度も優勝をもたらせていないブーンに対して、苛立ちを募らせる声は後を絶たない。それにもかかわらず、オーナーのハル・スタインブレナーは、ブーンこそが適任であるという姿勢を崩していない。ファンはリーダーの交代を強く求めており、その思いは、ヤンキー・スタジアムで行なわれたALDS第3戦で、レイズが勝利を祝う直前に球場全体に響き渡った『ブーンを解任しろ(Fire Boone)』というチャントからも明白だった」
 
 さらに、「デレク・ジーターやアレックス・ロドリゲスといった球団のレジェンドたちは、チームのあまりにお粗末な基本プレーや、クラブハウスの文化を改善する必要性について声を上げている」と、CC・サバシアを含めたかつての球団スター選手たちも不満を示しているという。

 そして「ブーン監督の指導下では、攻撃面でも守備面でも、『細かなプレー』の重要性が十分に徹底されてこなかった。その結果が、10月のPSで、半ば恒常的に露呈している」と指摘し、「ブーンは契約最終年を迎えており、新たな契約が結ばれない限り、2027年シーズン終了をもって両者の関係が終わる可能性は十分にある」と続けた。

 就任10年目、ブーン監督は結果で周囲を見返せるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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