大学生投手と、大学&社会人の捕手が市場トレンドだった2026年のドラフト。性質の異なるトレンドが混在することから、指名には繊細なバランスが要求されるドラフトとなっただろう。過去2年のドラフトや、現在の編成フェーズを踏まえた上でどのように補強ポイントを抑えたかを基準に、各球団の指名を採点した。
今回はセ・リーグ編だ。
▼中日:93点
野手では守備型の前嶋藍(亜細亜大)に攻撃型の清水智裕(ヤマハ)と、バランスを取った捕手の選択に成功。2位指名の柴﨑聖人(王子)は既に走攻守で躍動感を見せているが、高い潜在能力も有しており、将来性にも期待が持てる。鈴木悠悟(中京高)は投手として名を上げた存在だが、打撃も非凡。野手として育成する球団の方針には強く賛同したい。
投手では、再入札で宮原廉(近畿大)を指名。バンテリンドームのマウンドに適合するフォームを持つ速球派で、活躍に期待が持てる。さらにホップ成分に優れた速球を操り、頭脳面の評価も高い西田櫂吏(京都国際高)も抑え、見事な指名だったと言える。
▼阪神:85点
野手は1位指名の榊原七斗(明治大)をはじめ、相羽寛太(ヤマハ)、越川海翔(東京ガス)と、センターラインを着実に獲得。無駄なく補強ポイントを埋める、阪神らしい選択だった。
投手は馬場拓海(日体大)、常深颯大(大阪経済大)、石井康輝(徳島インディゴソックス)と個性が際立つ指名。いずれもリリーフ向きだが、NPBでも持ち味を発揮できるだろう。また、的場吏玖(天理大)は長年チームのエースを張りながら、まだまだ能力の天井が見えない大器。今後の進化に期待したい。




