13年ぶりに事前の1位指名公表なしと、異例の展開となった2026年のドラフト会議。蓋を開ければ鈴木泰成、渡部海の青山学院大バッテリーがそれぞれ競合指名となり、MLB志望を表明していた織田翔希(横浜高)を巨人が1位指名するなど、例年以上の大きな盛り上がりを見せる結果となった。各球団の指名に隠れた狙いを考察しつつ、それぞれのドラフトを採点したい。
今回はパ・リーグ編だ。
▼西武:97点
1位の川尻啓人(亜細亜大)は最速158キロを計測するエンジンの大きな右腕。最終学年の今年は投球の精度にも磨きがかかり、今秋のリーグ戦ではノーヒットノーランも達成した。
柿本晟弥(パナソニック)、沢山優介(ヤマハ)も含め、即戦力性と天井の高さを両立した好投手を並べた指名は、高橋光成、平良海馬の去就が不透明なチーム状況を考慮しても最適解に近い。将来の大砲候補として、田中諒(日大三高)を確保できた点も大きかった。
▼楽天:95点
2球団競合の末に獲得した渡部海(青山学院大)は捕手としての基礎能力が高く、1年目から正捕手争いに食い込むだろう。太田光の去就が不透明な状況で、渡部だけでなく社会人の実力者・萩原義輝(東芝)も確保。捕手層全体の強化に成功した点も高評価だ。
2位の岡田啓吾(明治大)も圧倒的な脚力を武器にレギュラー候補として期待できる存在。3位の樋口新(王子)が先発争いに食い込んでくるようなら、来年の上位浮上も期待できる。




