「まさかのポストシーズン敗退を受け、ロサンゼルス・ドジャースに大きな変化が訪れる可能性がある」。現地10月25日にこう報じたのが米メディア『FanSided』だ。
「ナショナルリーグ優勝決定シリーズでミルウォーキー・ブルワーズにまさかの4連敗。ドジャースの王朝時代はあっけなく幕を閉じ、アンドリュー・フリードマン編成本部長と球団フロントは、いくつかの複雑な決断を迫られることになった。MLBは今オフにロックアウトの危機に直面している。選手会側はサラリーキャップ制の導入に激しく抵抗するだろうが、ドジャースがこれまで以上に厳しい財政的制約を受ける可能性はゼロではない」
とりわけ岐路に立たされているのが、投資に見合う成果が得られなくなる高年俸のベテラン選手。同メディアは4人の選手名を挙げ、「次の選手たちは、ロックアウトを乗り切れないかもしれない」と見通した。
ひとり目は「ファンから愛されてきた」テオスカー・ヘルナンデス。「ドジャースでのキャリアがあっけなく幕を閉じる可能性がある。2024年のオールスター以来、劇的にパフォーマンスを落としている。空振り問題は相変わらず深刻で、守備も大きな弱点となっている」と記載。続けて「今オフにトレード移籍する条件は整っている。現行契約最終年となる27年の年俸は2310万ドル(約36億円)――28年は1500万ドル(約24億円)の球団オプション、650万ドル(約10億円)のバイアウト条項がある――。ドジャースでは欠点が目立つものの、他球団であれば十分やっていける能力を持っている」とし、今オフのトレード移籍を予想した。
2人目は25年途中に加入した救援のブロック・スチュワートだ。「今シーズンは26.2イニングの登板で、防御率2.70、WHIP1.01、25奪三振。35歳の右腕は契約最終年の仲裁手続きで高額な契約を勝ち取る態勢が整った。その金額が必ずしもドジャースを怯えさせるものではないが、球団は計画を立てる必要がある。ブルペンの人件費は、フィールド上の成績に比べてすでに高すぎる」とした同メディアは、「スチュワートの将来は、明らかに別のチームにある」と言い切った。
3人目は3年6900万ドル(約108億円)で加入しながら、絶対的守護神たりえなかったエドウィン・ディアス。21登板で2勝2敗、7セーブ、防御率8.68と期待を裏切った。「レギュラーシーズンとは異なり、ポストシーズンでは6回を投げて自責点はわずか1。防御率は1.50。万全のコンディションならいまなおMLB屈指のクローザーだ。ドジャースにはタナー・スコットがおり、エドガルド・ヘンリケス、ボビー・ミラー、ジャスティン・ロブレスキー、エメット・シーハンといった契約管理が容易な若手もいる。年俸削減において、より野心的な姿勢を示すのであれば、理に適ったトレード候補となる。ただ、他球団にとって契約条件が障害となるため、実現の可能性が低い部類に入るだろう」と記している。
4人目は契約の残る上記3人とは異なる人選だった。今オフにフリーエージェントとなったタリク・スクーバルだ。「差し迫ったロックアウトは、ドジャースが再契約を結ぼうとする動きを著しく複雑にするかもしれない。予想される記録的な金額は非常に困難な課題であり、ロックアウト後にどんな内容のサラリーキャップ制の制限が待ち受けているか分からない状況ならなおさらだ。大谷翔平、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツといったベテランスターに見られるパフォーマンス低下という傾向も認識しなければいけない。財政的観点から見れば、ニューヨーク・メッツがドジャースに代わる最有力候補であり、トロント・ブルージェイズといったダークホースも潜んでいる。ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブス、さらに古巣デトロイト・タイガースも候補に挙げておくべきだ」。
12月1日に失効する労使協定を巡っては、今年5月からオーナー側と選手会側の交渉がスタート。しかし、サラリーキャップ制の導入などで両者の主張が対立しており、現状では12月2日からロックアウトに突入する見通しとなっている。もし、サラリーキャップ制が導入された場合、ドジャースのメンバー編成に支障が出るのは確実。先を見据えてスクーバル争奪戦から降りるのか、T・ヘルナンデスら高額年俸のベテランをトレードで放出するのか。ドジャースの決断に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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「ナショナルリーグ優勝決定シリーズでミルウォーキー・ブルワーズにまさかの4連敗。ドジャースの王朝時代はあっけなく幕を閉じ、アンドリュー・フリードマン編成本部長と球団フロントは、いくつかの複雑な決断を迫られることになった。MLBは今オフにロックアウトの危機に直面している。選手会側はサラリーキャップ制の導入に激しく抵抗するだろうが、ドジャースがこれまで以上に厳しい財政的制約を受ける可能性はゼロではない」
とりわけ岐路に立たされているのが、投資に見合う成果が得られなくなる高年俸のベテラン選手。同メディアは4人の選手名を挙げ、「次の選手たちは、ロックアウトを乗り切れないかもしれない」と見通した。
ひとり目は「ファンから愛されてきた」テオスカー・ヘルナンデス。「ドジャースでのキャリアがあっけなく幕を閉じる可能性がある。2024年のオールスター以来、劇的にパフォーマンスを落としている。空振り問題は相変わらず深刻で、守備も大きな弱点となっている」と記載。続けて「今オフにトレード移籍する条件は整っている。現行契約最終年となる27年の年俸は2310万ドル(約36億円)――28年は1500万ドル(約24億円)の球団オプション、650万ドル(約10億円)のバイアウト条項がある――。ドジャースでは欠点が目立つものの、他球団であれば十分やっていける能力を持っている」とし、今オフのトレード移籍を予想した。
2人目は25年途中に加入した救援のブロック・スチュワートだ。「今シーズンは26.2イニングの登板で、防御率2.70、WHIP1.01、25奪三振。35歳の右腕は契約最終年の仲裁手続きで高額な契約を勝ち取る態勢が整った。その金額が必ずしもドジャースを怯えさせるものではないが、球団は計画を立てる必要がある。ブルペンの人件費は、フィールド上の成績に比べてすでに高すぎる」とした同メディアは、「スチュワートの将来は、明らかに別のチームにある」と言い切った。
3人目は3年6900万ドル(約108億円)で加入しながら、絶対的守護神たりえなかったエドウィン・ディアス。21登板で2勝2敗、7セーブ、防御率8.68と期待を裏切った。「レギュラーシーズンとは異なり、ポストシーズンでは6回を投げて自責点はわずか1。防御率は1.50。万全のコンディションならいまなおMLB屈指のクローザーだ。ドジャースにはタナー・スコットがおり、エドガルド・ヘンリケス、ボビー・ミラー、ジャスティン・ロブレスキー、エメット・シーハンといった契約管理が容易な若手もいる。年俸削減において、より野心的な姿勢を示すのであれば、理に適ったトレード候補となる。ただ、他球団にとって契約条件が障害となるため、実現の可能性が低い部類に入るだろう」と記している。
4人目は契約の残る上記3人とは異なる人選だった。今オフにフリーエージェントとなったタリク・スクーバルだ。「差し迫ったロックアウトは、ドジャースが再契約を結ぼうとする動きを著しく複雑にするかもしれない。予想される記録的な金額は非常に困難な課題であり、ロックアウト後にどんな内容のサラリーキャップ制の制限が待ち受けているか分からない状況ならなおさらだ。大谷翔平、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツといったベテランスターに見られるパフォーマンス低下という傾向も認識しなければいけない。財政的観点から見れば、ニューヨーク・メッツがドジャースに代わる最有力候補であり、トロント・ブルージェイズといったダークホースも潜んでいる。ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブス、さらに古巣デトロイト・タイガースも候補に挙げておくべきだ」。
12月1日に失効する労使協定を巡っては、今年5月からオーナー側と選手会側の交渉がスタート。しかし、サラリーキャップ制の導入などで両者の主張が対立しており、現状では12月2日からロックアウトに突入する見通しとなっている。もし、サラリーキャップ制が導入された場合、ドジャースのメンバー編成に支障が出るのは確実。先を見据えてスクーバル争奪戦から降りるのか、T・ヘルナンデスら高額年俸のベテランをトレードで放出するのか。ドジャースの決断に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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