秋山翔吾(シンシナティ・レッズ)と筒香嘉智(タンパベイ・レイズ)は、3月26日の開幕戦でメジャーデビューするはずだった。山口俊(トロント・ブルージェイズ)も、3月中にはメジャー初登板を果たしていたに違いない。だが、新型コロナウイルスのパンデミックにより開幕は延期され、早くても5月下旬に。さらに遅れ、7月以降にずれ込んでもおかしくない。延期の決定後も練習試合を行っている日本プロ野球と違い、メジャーではスプリング・トレーニングも中断している。
2人の日本人野手を比べると、サンプル数はわずかとはいえオープン戦の結果は対照的だ。秋山は10試合に出場し、長打は二塁打1本しかないものの、28打数9安打(2四球)、打率.321、出塁率.367の好成績を記録している。
一方、筒香は12試合で打率.179(28打数5安打)、出塁率.258(3四球)だ。2月の5試合は本塁打1本と二塁打1本を含む9打数4安打と好スタートを切った筒香だが、3月の7試合は19打数で内野安打1本のみ。オープン戦が中断した時点で、4試合続けて無安打(11打数0安打)という状態だった。また、秋山が30打席で7三振、三振率23.3%だったのに対し、筒香は実に39.3%(31打席で13三振)とかなり高い数字になっている。
筒香の場合、アジャストが必要な要素は秋山よりも多い。12試合の出場ポジションは、レフト、三塁、DHが4試合ずつ。2試合続けて同じポジションで出場したことは一度もなく、打順は4番を除く1~6番の5スロットに入った。もしかすると、こうしたことも打撃に影響しているのかもしれない。ただ、開幕してからも、打順はともかく、ポジションは流動的になるだろう。こうした起用に慣れておく必要がある。
秋山は、この点では日本時代と同じ。レフトが1試合あるだけで、他はすべてセンターを守り、打順も9試合でリードオフを務めた。3月4日の試合で4番に座ったのは、チームメイトの事情による。妻の出産に立ち会い、チームを離れていたマイク・ムスタカスが打席に立つ機会を増やすため、この試合は1番に入った。懸念材料を挙げるとすれば、盗塁失敗と牽制死が1度ずつで、盗塁がないことくらいか。
2人の日本人野手を比べると、サンプル数はわずかとはいえオープン戦の結果は対照的だ。秋山は10試合に出場し、長打は二塁打1本しかないものの、28打数9安打(2四球)、打率.321、出塁率.367の好成績を記録している。
一方、筒香は12試合で打率.179(28打数5安打)、出塁率.258(3四球)だ。2月の5試合は本塁打1本と二塁打1本を含む9打数4安打と好スタートを切った筒香だが、3月の7試合は19打数で内野安打1本のみ。オープン戦が中断した時点で、4試合続けて無安打(11打数0安打)という状態だった。また、秋山が30打席で7三振、三振率23.3%だったのに対し、筒香は実に39.3%(31打席で13三振)とかなり高い数字になっている。
筒香の場合、アジャストが必要な要素は秋山よりも多い。12試合の出場ポジションは、レフト、三塁、DHが4試合ずつ。2試合続けて同じポジションで出場したことは一度もなく、打順は4番を除く1~6番の5スロットに入った。もしかすると、こうしたことも打撃に影響しているのかもしれない。ただ、開幕してからも、打順はともかく、ポジションは流動的になるだろう。こうした起用に慣れておく必要がある。
秋山は、この点では日本時代と同じ。レフトが1試合あるだけで、他はすべてセンターを守り、打順も9試合でリードオフを務めた。3月4日の試合で4番に座ったのは、チームメイトの事情による。妻の出産に立ち会い、チームを離れていたマイク・ムスタカスが打席に立つ機会を増やすため、この試合は1番に入った。懸念材料を挙げるとすれば、盗塁失敗と牽制死が1度ずつで、盗塁がないことくらいか。