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「死ぬまで毎食唐揚げ食っとけ」ダルビッシュの“名言”がTシャツに! 過去にはこんなフレーズも商品化

THE DIGEST編集部

2020.04.03

ダルビッシュのSNSでの活動が実り(?)、自身の発言がTシャツに。マンシー(左)も昨年はその“栄誉”にあずかった。(C)Getty Images

ダルビッシュのSNSでの活動が実り(?)、自身の発言がTシャツに。マンシー(左)も昨年はその“栄誉”にあずかった。(C)Getty Images

 日本人アスリート最多のツイッターフォロワー数を抱えるダルビッシュ有(シカゴ・カブス)。彼のSNSでの影響力の高さは、海の向こうでも発揮されているようだ。

 3日、ダルビッシュは「以前Twitterで『死ぬまで毎食唐揚げ食っとけ』って呟いたんですが、Twitter翻訳で英語にしたものがすでにアメリカで商品化されているんです(嬉し泣きの絵文字)知ってましたか?笑ちなみに今日のYouTubeで着ています(笑顔の絵文字)」と投稿。これを見たファンからは「私も欲しい!」「英語にすると妙にかっこよく見えますね」などと多くの反応が届いた。

 果たしてこのTシャツを作成したのは、『RotoWear』というスポーツ界で話題になった言葉やイベントなどをアパレル商品として販売しているアメリカの会社。サイト上の商品説明欄にはこう書いてある。「ある賢い日本人男性が以前こう言ったんだ。『死ぬまで唐揚げ食べていろ』」と。

 さかのぼること2019年10月12日、ダルビッシュが英語で"Eat fried chicken for evrey meal until you die”とツイート(一緒にアップした写真には大量のフライドチキンの絵が)。なぜ急に? と思うかもしれないが実はこの前日、ダルビッシュはツイッター上で“ある”ユーザーと論争していたのだ。
 
 11日、ダルビッシュが「あとSNSで『どうやったら身体大きくできますか』みたいなメッセージが果てしなく来るんやけど、トレーニングの本や雑誌読んでたら結構わかると思います。人に答えてもらうということはその人の人生の時間をもらうということ。せめてある程度勉強してからメッセージください。」(原文ママ)とツイートすると、

 “からあげ”と名乗るユーザーから、「『弱い者ほど相手を許す事ができない。許すという事は、強さの証だ』 ↑ならば自分で勉強しないで質問されても許すべきでは? ダルビッシュ有に聞くというのも調べる行為の範疇でしょ。それもコミュニケーションであり、SNSはコミュニケーションツールでもあるのだから自分で勉強しろは傲慢でしょ」(原文ママ)とのリプライが届いた。そして翌日、このアカウントへの“意趣返し”として、ダルビッシュは件の発言をしたようだ。

 実は、「唐揚げ事件」がMLB公式サイトでも取り上げられたことがある。現地のカブスファンがダルビッシュの投稿をGoogle翻訳した画像(「死ぬまで毎食唐揚げ食べとけ。」)と「この和訳が正しいのか分からないけれど、合ってるといいな」と英語でツイートすると、ダルビッシュ本人からなぜ“Eat fried chicken for evrey meal until you die”と発言したのかの説明がされ、その一幕が記事化されていたのだ。

 ちなみに、Tシャツを作成した『Roto Wear』はダルビッシュ以外にもさまざまな発言などを商品化している。例えば、昨年6月にマックス・マンシー(ロサンゼルス・ドジャース)がマディソン・バムガーナー(当時サンフランシスコ・ジャイアンツ)から本塁打を放った際、マンシーが打球をゆっくり眺めていたとしてバムガーナーが激昂し、あわや乱闘になりかけたことがあった。

 すると、試合後のインタビューに呼ばれたマンシーは「僕が打球を見ているのが見たくないなら、ボールを海に取りに行けばいい」と発言。この“Go Get It Out Of The Ocean”もすぐに商品化され、マンシー含めたドジャースナインが直後の練習で着用して話題をさらったことがある。

 改めて今回の商品化は、ダルビッシュの能力の高さを示した一件でもある。多くの日本人メジャーリーガーは自身の発言を誤解されないようにするため、通訳を採用している。しかしダルビッシュは現在、試合後の会見などでも自ら英語で現地記者とやり取りするなど、確かな英語力を見せており、この対応は現地記者からも非常に評価されている。現地のファンや企業の目にとまったのも、端的なフレーズでの英語ツイートという、ダルビッシュのセンスの高さと努力の一端が実は見え隠れしているように思う。

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構成●THE DIGEST編集部
 
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