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人気俳優ザック・エフロンが語ったアストロズ新監督との心温まるエピソードとは?

宇根夏樹

2020.04.06

野球好きとしても知られる人気俳優のエフロン(左)。トーク番組で子供時代のベイカー監督(右)との知られざるエピソードを語った。(C)Getty Images

野球好きとしても知られる人気俳優のエフロン(左)。トーク番組で子供時代のベイカー監督(右)との知られざるエピソードを語った。(C)Getty Images

『ハイスクール・ミュージカル』『ベイウォッチ』『グレイテスト・ショーマン』『テッド・バンディ』などへの出演で知られる人気映画俳優のザック・エフロンが、ヒューストン・アストロズのダスティ・ベイカー監督にまつわる心温まるエピソードを披露した。

 エフロンが語ったのはYouTubeのインタビュー番組『Hot Ones』においてだ。ちなみにこの番組では、ゲストのセレブとホストが、チキンウィング(手羽先)にホット(辛い)なソースをつけて食べながら、トークを展開する。番組がスタートした2015年にはアンソニー・リゾー(シカゴ・カブス)も出演した。

 カリフォルニア出身のエフロンは子供の頃からベースボール好きで、サンフランシスコ・ジャイアンツのゲームを見に行ってはいつもホームランボールをキャッチしようとしていたという。

 8年前、同じく俳優のチャーリー・シーンが自宅で開いたパーティーで、エフロンはシーンから、ベーブ・ルースの直筆サイン入りカードをもらった。どうやら、シーンはその際に泥酔していたらしい。ちなみにベースボール映画の『エイトメン・アウト』と『メジャーリーグ』に出演したシーンは、ベースボールのメモラビリア・コレクターでもある。このルースのカードを手に入れるのには、オークションで260万ドルを費やした。
 
 それに引っかけてのことだろう、ホストはエフロンに、ベースボールに関するお気に入りのエピソードを訊ねた。それに対し、エフロンはこう語った。

 ベイカーがサンフランシスコ・ジャイアンツのコーチだった当時のこと。オートバイに乗ったベイカーを見つけたエフロンは、青のペンとボールを持って走り寄ってサインを頼んだ。ところが、ベイカーの返事はノー。「今は無理。教会に行くところなんだ。30分後に戻ってくるから」と言い、去っていった。エフロンはその時、ベイカーが本当に戻ってくるとは思わなかった。きっと、口先だけの空約束に聞こえたのだろう。だが、ベイカーは45分後に再び現れると、エフロンを指さして「こっちへおいで」と言い、サインをしてくれたという。
 

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