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侍ジャパン

【節丸裕一のとっておき話】アメリカ戦で起きた「世紀の誤審」でJAPANの怒りは頂点に達した|第1回WBC中編

節丸裕一

2020.04.30

 東京での第1次ラウンドを通過した日本代表はアメリカに渡った。その頃、アジア以外のチームのプールも1次ラウンドが始まったのだが、ハイレベルで熱戦、激戦続き。とにかく面白かった。国と国のぶつかり合いって凄いな、と惹きつけられた。

 そんな中で、ちょっとした波乱が起きた。アメリカがカナダに敗れて、失点率による順位決定方式のいたずらで、2勝1敗でも1次ラウンドで敗退する可能性が出てきたのだ。大会関係者は慌てたと思う。結果的にはその失点率で上回ったアメリカが何とか2次ラウンドに進んだ。

 そんな経緯があって迎えた2次ラウンドの初戦が、日本対アメリカだった。あの“世紀の大誤審”が生まれた試合だ。この試合、日本はアメリカ先発ジェイク・ピービー(前年のナ・リーグ奪三振王)からイチローの初回先頭打者本塁打で先制。すぐに追加点を奪うと、先発・上原の好投でリードしていたが、6回に追いつかれる。
 
 同点で迎えた8回、犠牲フライで日本が勝ち越した、と誰もが思った西岡剛の生還に「タッチアップが早かった」とアメリカがアピール。近くで見ていた二塁塁審はセーフと判定したが、抗議を受けた球審ボブ・デビッドソンが覆してアウトにしてしまった。

 この判定には、日本のみならず地元アメリカや同じプールで戦う韓国のメディアも、強烈に批判した。勝ち越しそこねた日本はサヨナラ負けを喫し、準決勝進出にいきなり後がなくなった。デビッドソンへの怒りもあって、WBCは野球の世界大会という範疇に収まらなくなった。メディアでの露出も増え、注目度は一気に上がったのだ。

 続くメキシコ戦は大勝した日本だが、韓国に1対2で敗戦。試合終了後に韓国の選手がマウンドに太極旗を立て、日本の選手、ファンの悔しさは頂点に達した。
 

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