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侍ジャパン

【節丸裕一のとっておき話】緊張感が何倍にも増した1次ラウンド・韓国戦での敗戦|第1回WBC前編

節丸裕一

2020.04.29

出場を辞退する有力選手もいたが、イチローは「世界一を決める大会でしょ。だから出る」と参加を快諾した。(C)Getty Images

出場を辞退する有力選手もいたが、イチローは「世界一を決める大会でしょ。だから出る」と参加を快諾した。(C)Getty Images

 物心がついてから野球ばかり見てきただけに、野球がない4月なんて人生で初めてだ。現実逃避というわけでもないが、家で過ごす時間、なるべく楽しく過ごしたいと思っている人も多いだろう。スポーツ専門チャ...
 物心がついてから野球ばかり見てきただけに、野球がない4月なんて人生で初めてだ。現実逃避というわけでもないが、家で過ごす時間、なるべく楽しく過ごしたいと思っている人も多いだろう。スポーツ専門チャンネルJ SPORTSではWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の過去4大会の日本戦の一挙放送が行われている。

 先日、2006年に行われた第1回大会の決勝、日本対キューバをテレビで見た。メジャーリーガーが参加した初の世界大会で日本が頂点に立ったこの試合、僕は幸運にも実況を担当した。これまで実況してきた試合の中でも特に強く記憶に残っている試合だ。当然、次に何が起きるのか分かっているのに、ドキドキする不思議な感覚に襲われた。今回はこの14年前の試合を思い出してみたい。

 それまで野球の世界大会は夏のオリンピックも含め、どの大会もメジャーリーグのアクティブ・ロースター(出場選手枠)に入った選手は不参加。国・地域別の"真の野球世界一決定戦"を望む声は小さくなかった。そんな中、ようやく実現した第1回WBCは、本番まで2ヵ月を切っても混乱が続いた。
 
 大会日程や組み合わせ、審判団などがあからさまにアメリカ有利だったことや、代表入りが期待されたメジャーリーガーが所属球団からの重圧などで辞退せざるをえなかったことは率直に残念だったし、失点率という馴染みのない順位決定方式も疑問符がついていた。(これが後に大きな問題となり、逆にこの大会を盛り上げてくれたのだが……)。また、アメリカ財務省が一時キューバ選手の入国を拒否する事態も起きた。

 それでも、実質的にMLBが主導する大会とあって、現役メジャーリーガーも多数参加。アメリカのみならずドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコなどのメンバーにはスター選手の名前がずらっと並び、ワクワクしたファンも多かったはずだ。

 日本では松井秀喜、井口資仁らが出場辞退となったが、イチローは「WBCは世界一を決める大会でしょ。だから出る。シンプルにそれだけ」と発言して参加を快諾。「世界一を獲りに行く」と強い思いをにじませた。

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