ブライス・ハーパー(ワシントン・ナショナルズ)やゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)ら超大物スター選手に加え、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)の代理人も務めるスコット・ボラス。“球界最強の代理人”とも称される彼が5日、『ニューヨーク・タイムズ』紙にMLBの早期開幕を求めるオピニオンコラムを寄稿して話題を集めている。
ボラスはまず、第二次世界大戦中や9・11同時多発テロ、ボストンマラソン爆破テロなどアメリカが危機に見舞われた時にベースボールが人々の日常に希望と安定をもたらしてきたと指摘。新型コロナウイルスで7万人近い犠牲者が出ている今こそ、再びMLBが国に奉仕するべきだと主張した。
そして、台湾や韓国がすでにシーズンを開幕していることを指摘しつつ、「我々もできるはずだし、するべきだ」と主張している。たとえ無観客であっても、テレビで毎日試合が放映されることで「ファンに団結心や楽しみ、話題、疑似体験できるものを提供できる」としている。
開幕へ向けての具体的なタイムテーブルやフォーマットなどには言及されていないが、球界内外に多大な影響力を持つボラスが、アメリカで最も権威のある新聞で早期開幕を訴えたことの意味は小さくない。おそらく、世論の流れを引き寄せようという狙いもあるはずだ。今回のコラムがどのような反響を見せるか注目していきたい。
構成●スラッガー編集部
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ボラスはまず、第二次世界大戦中や9・11同時多発テロ、ボストンマラソン爆破テロなどアメリカが危機に見舞われた時にベースボールが人々の日常に希望と安定をもたらしてきたと指摘。新型コロナウイルスで7万人近い犠牲者が出ている今こそ、再びMLBが国に奉仕するべきだと主張した。
そして、台湾や韓国がすでにシーズンを開幕していることを指摘しつつ、「我々もできるはずだし、するべきだ」と主張している。たとえ無観客であっても、テレビで毎日試合が放映されることで「ファンに団結心や楽しみ、話題、疑似体験できるものを提供できる」としている。
開幕へ向けての具体的なタイムテーブルやフォーマットなどには言及されていないが、球界内外に多大な影響力を持つボラスが、アメリカで最も権威のある新聞で早期開幕を訴えたことの意味は小さくない。おそらく、世論の流れを引き寄せようという狙いもあるはずだ。今回のコラムがどのような反響を見せるか注目していきたい。
構成●スラッガー編集部
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