大谷翔平の1週間(現地時間の日曜~土曜)を振り返る連載企画。今回は、8月25日のアストロズ戦から31日のレッドソックス戦までの5試合が対象になる。まずは、この1週間の成績とシーズン成績を見てほしい。
今週 シーズン
試合 5 97
打数 20 353
安打 2 102
本塁打 0 16
打点 0 54
打率 .100 .289
出塁率 .143 .346
長打率 .150 .496
OPS .293 .842
BB% 4.8% 7.9%
K% 33.3% 24.3% 一見して分かるように、大谷はこの1週間、苦しみ続けた。代打での1打席を含めて21打席でヒットわずか2本、四球も1つだけ。特に延長15回までもつれた30日のレッドソックス戦では、メジャー自身初の1試合4三振を喫するなど8打数ノーヒットに終わり、24日まで3割をキープしていた打率は急下降、OPS(出塁率+長打率)も.874→.842と40ポイント近くダウンしてしまった。
この不振を受け、ブラッド・オースマス監督は31日と9月1日の試合で大谷をスタメンから外した。不振の原因について大谷本人は「自分のスウィングができていない」、「納得できるアウトも少ない」と語っている。
その言葉はデータからも裏付けられる。というのも、この1週間のボール球スウィング率は48.7%(シーズン通算は31.7%)と急上昇しているからだ。メジャー平均も約30%なので、かなり高いことが分かる。本来手を出すべきでないボールを振ってしまっていれば、結果も打席内容も悪くなるのは当然。BB%(四球率)とK%(三振率)が悪化していたのも納得だ。復調のカギは、ボール球の見極めにあると断言していいだろう。
幸い、今週対戦するアスレティックス(通算20試合で打率.325、6本塁打、OPS.968)とホワイトソックス(通算11試合で打率.300、4本塁打、OPS1.064)は大谷がこれまで得意にしてきた相手。復調のきっかけをつかめるか注目したい。
構成●スラッガー編集部
今週 シーズン
試合 5 97
打数 20 353
安打 2 102
本塁打 0 16
打点 0 54
打率 .100 .289
出塁率 .143 .346
長打率 .150 .496
OPS .293 .842
BB% 4.8% 7.9%
K% 33.3% 24.3% 一見して分かるように、大谷はこの1週間、苦しみ続けた。代打での1打席を含めて21打席でヒットわずか2本、四球も1つだけ。特に延長15回までもつれた30日のレッドソックス戦では、メジャー自身初の1試合4三振を喫するなど8打数ノーヒットに終わり、24日まで3割をキープしていた打率は急下降、OPS(出塁率+長打率)も.874→.842と40ポイント近くダウンしてしまった。
この不振を受け、ブラッド・オースマス監督は31日と9月1日の試合で大谷をスタメンから外した。不振の原因について大谷本人は「自分のスウィングができていない」、「納得できるアウトも少ない」と語っている。
その言葉はデータからも裏付けられる。というのも、この1週間のボール球スウィング率は48.7%(シーズン通算は31.7%)と急上昇しているからだ。メジャー平均も約30%なので、かなり高いことが分かる。本来手を出すべきでないボールを振ってしまっていれば、結果も打席内容も悪くなるのは当然。BB%(四球率)とK%(三振率)が悪化していたのも納得だ。復調のカギは、ボール球の見極めにあると断言していいだろう。
幸い、今週対戦するアスレティックス(通算20試合で打率.325、6本塁打、OPS.968)とホワイトソックス(通算11試合で打率.300、4本塁打、OPS1.064)は大谷がこれまで得意にしてきた相手。復調のきっかけをつかめるか注目したい。
構成●スラッガー編集部