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7月1日開幕へ向けて一歩前進?MLBが行った全米規模の新型コロナ抗体検査で陽性率が0.7%にとどまったことが判明

2020.05.11

今回の検査結果は早期開幕への好材料となるのか。今後の展開に注目が集まる。(C)Getty Images

 7月1日開幕へ向けて動き出しているMLB。4月中旬に選手を含む5754人を対象に新型コロナウイルスの抗体検査を行ったところ、感染率は0.7%にとどまったことが明らかになった。

 これはカルフォルニア州で行われた同種のテストで得られた2.8~4.2%よりもかなり低く、検査を指揮したスタンフォード大学の教授も「もっと大きい数字を予想していた」とコメントしている。しかも、大半が無症状がごく軽微な症状にとどまったという。
 
 検査にはMLB全30球団中27球団が協力。5754人のうち選手がどれだけ含まれているのかは明らかになっていないが、アメリカで行われた新型コロナウイルスの抗体検査としては最大規模で、これだけ広範囲にまたがる検査も初めて。MLBの開幕時期だけでなく、国全体の方針にも影響を与える可能性がある。

 MLBは現在、30球団を3つの地区に分けてレギュラーシーズン80試合のシーズンを構想していると言われる。

構成●スラッガー編集部

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