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プロ野球

「二世選手は大成しない」日本プロ野球のジンクスを破って活躍した名選手たち

筒居一孝(SLUGGER編集部)

2020.05.28

黒田はボーイズリーグ時代、元プロ野球選手の父から監督として指導を受けていた。写真:Getty Images

黒田はボーイズリーグ時代、元プロ野球選手の父から監督として指導を受けていた。写真:Getty Images

 MLB.comが27日に特集した「今年の新人ドラフトで指名される可能性のある“二世選手”」に、近鉄やパドレスなどで活躍し、日米通算176セーブを記録した...
 MLB.comが27日に特集した「今年の新人ドラフトで指名される可能性のある“二世選手”」に、近鉄やパドレスなどで活躍し、日米通算176セーブを記録した大塚晶文の息子・虎之介が選ばれた。

 この特集が組まれた理由は今、メジャーにおいて二世選手がスター候補として注目されているからだ。昨季もブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)やフェルナンド・タティースJr.(パドレス)ら、かつてメジャーで活躍したスター選手を父に持つルーキーが相次いでデビューした。かつてイチローも憧れた1990年代最大のスター選手、ケン・グリフィーJr.や、メジャー史上最多の通算762本塁打を放ったバリー・ボンズも二世選手である。

 一方、日本プロ野球では、二世選手の成功例はあまりない。それどころか、「二世選手は大成しない」というジンクスがあるほどだ。これはおそらく、長嶋一茂(元ヤクルトほか)と野村克則(元阪神ほか)などの存在が大きいのだろう。一茂は“ミスター・プロ野球”長嶋茂雄、克則は“史上最高の名捕手”野村克也というレジェンドを父に持つ。しかも、2人とも父親と同じポジションということで大変期待されたが、レギュラーを獲得することすらできなかった。この2人の場合は父親が偉大すぎたこともあるが、これに限らず息子の方が大成したという例は少ない。
 
 その数少ない成功例が、日米通算203勝で名球会入りも果たした名投手・黒田博樹(元広島ほか)だ。父・一博は、50年代に南海などで外野のレギュラーとして活躍し、通算578安打を記録している。

 また、2000年に首位打者&新人王を獲得した金城龍彦(元横浜ほか)や、通算976安打を記録した坪井智哉(元日本ハムほか)も、成功例に数えていいだろう。金城の父・晃世は67~68年に近鉄に在籍した投手だったが、一軍で登板する機会はなく、偵察メンバーとして1試合に出場したのみである。坪井の父である新三郎も、70年代に中日や太平洋(現・西武)などに在籍したが、内野の控えどまりでレギュラーにはなれなかった。

 実は現在のプロ野球にも、数人の2世選手が在籍している。堂上直倫(中日)や中田廉(広島)、山崎福也(オリックス)らがそれにあたる。また、内海哲也(西武)など、祖父がプロ野球選手だった例もいくつかあるが、いずれも黒田ほどのスーパースターにはなれていない。大塚虎之介には、日本人初の親子メジャーリーガーとして大成することを期待したい。

文●筒居一孝(SLUGGER編集部)

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