プロ野球

【阪神の2010年代ベストメンバーは?】藤川、鳥谷など頼れるベテランと優良助っ人中心の布陣に

藤原彬

2020.06.12

名球会入りを果たした鳥谷(右)と、史上初の150セーブ&150ホールドを達成した藤川(左)は、00年代から引き続きチームに貢献した。写真:徳原隆元、山崎賢人(THE DIGEST編集部)

 2020年、新たな年代が幕を開ける。ここで改めて、各チームの10年代を彩った選手を振り返ってみよう。野手は各ポジションか1人ずつ、投手は先発・救援を問わず6人を選出。阪神の10年代ベストメンバーは一体どんな面々だろうか?

捕手:梅野隆太郎
一塁:クレイグ・ブラゼル
二塁:平野恵一
三塁:新井貴浩
遊撃:鳥谷敬
左翼:マット・マートン
中堅:糸井嘉男
右翼:福留孝介
投手:ランディ・メッセンジャー
----------------------
投手:能見篤史
投手:藤浪晋太郎
投手:岩田稔
投手:呉昇桓
投手:藤川球児
 
 10年代を通して、多くの個性豊かなベテランと助っ人が存在感を示した。年代をまたいだ05~17年の全試合に出場した鳥谷は、歴代2位の1939試合連続出場を記録し、18年には通算2000安打にも到達した。クールな鳥谷と対照的に、二遊間を組んだ平野はガッツあふれるプレーで、ユニフォームを泥だらけにしながら喝采を浴びた。

 08~14年に在籍した新井は10年にリーグ3位の112打点、11年には打点王ときっちり仕事をこなし、グラウンド外でもプロ野球選手会会長として奔走した。13年にメジャーから復帰した福留は16年に日米通算2000安打達成で名球会入りし、今季は史上最年長での国内2000本も視野に入る。外野には16年の新人王・高山俊、昨季セ・リーグ新人最多安打記録を樹立した近本光司もいるが、加入後3年続けて4割前後の出塁率を残した糸井を選んだ。