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MLB

79年ぶりの4割打者誕生も?チッパーは60試合で.419、近藤健介は57試合で.413を記録したが…

SLUGGER編集部

2020.06.23

“最後の4割打者”ウィリアムズ以来の快挙も? 08年チッパー(右下)も迫ったが…。日本では近藤(右上)が故障がなければ可能性があった。写真:Getty Images/徳原隆元(近藤)

“最後の4割打者”ウィリアムズ以来の快挙も? 08年チッパー(右下)も迫ったが…。日本では近藤(右上)が故障がなければ可能性があった。写真:Getty Images/徳原隆元(近藤)

 現地22日、MLB選手会は投票の結果、MLB機構から提示された2020年シーズンの開催案を否決。これに伴い、コミッショナーのロブ・マンフレッドの権限によって、今季は最大60試合で開催される可能性が高くなった。実現すれば超が付く異例づくしのレギュラーシーズンとなるわけだが、だからこそ“超異例”の記録が達成されることも考えられそうだ。例えば、「打率4割」である。

 MLBの歴史において「打率4割」が記録されたのは計13回、のべ8人が達成している(1901年以降)。最後にその名を刻んだのは、1941年のテッド・ウィリアムズまで遡らなければならない。果たして通常の162試合制であれば、ほぼアンタッチャブルに近かったマイルストーンも、60試合制となれば話は別だ。

“ウィリアムズ以降”に限ると、例えば彼自身が48年には60試合時点で打率.412(最終.369)を記録しているし、他にも83年のロッド・カルーが.401(最終.339)、93年のジョン・オルルードも.401(最終.363)、97年のラリー・ウォーカーに至っては.422(最終.366)のハイアベレージをマークしている。最も直近の例で言うと、2008年のチッパー・ジョーンズが60試合時点で打率.419と打ちまくり、ウィリアムズ以来の快挙が期待された。
 
 しかし、ウォーカーが最終的に数字を6分も落としたように、チッパーも.364まで下降。本塁打などの積み上げ系の数字と異なり、乱下降しやすい打率を年間通して維持するのは至難の業だ。実際、テッド・ウィリアムズ以降で「打率3割9分以上」を記録したのもジョージ・ブレッド(.390/80年)、トニー・グウィン(.394/94年)の2人しかいない。あれだけ騒がれていたチッパーだったが、結局21世紀におけるシーズン最高打率は、年間安打数の新記録を更新した04年のイチローの.372である。

 一方、日本プロ野球でも“ほぼ60試合”という条件であれば、打率4割をクリアした選手がいる。日本ハムの近藤健介だ。

 2017年の近藤は開幕からヒットと四球を量産し、6月上旬の50試合時点で打率.407をマーク。しかしその後、腰部椎間板ヘルニアによって長期離脱し、復帰は9月下旬まで待たれることになった。とはいえ、57試合で打率.413、出塁率.567という驚愕の成績を残しており、この打率.413は100打数以上のプロ野球記録になっている。

 日本において、打率4割は前人未踏の領域だ。1989年のクロマティは規定打席に到達した時点で打率4割、96試合目まで維持していたが結局、.378まで数字を落とした。シーズン最高打率は86年阪神・バースの.389。次いで2000年のオリックス・イチローの打率.387となっている。右打者では2008年、横浜時代の内川聖一(現ソフトバンク)が記録した.378が最高打率である。

 日本はシーズン120試合、メジャーは60試合という異例のシーズンで、果たして“超異例”の大記録を達成するものは現れるだろうか。こういう時世だからこそ、否応なく期待はしてしまうが果たして。

構成●SLUGGER編集部
 
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