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「タナカは銃弾をかわしたんだ!」打球直撃から一夜明け、ブーン監督は田中将大の状態に安堵も開幕については…

SLUGGER編集部

2020.07.06

強烈な打球が直撃した田中。危ぶまれた健康面には影響は少なそうだが、指揮官は慎重な姿勢を崩さず。(C)Getty Images

強烈な打球が直撃した田中。危ぶまれた健康面には影響は少なそうだが、指揮官は慎重な姿勢を崩さず。(C)Getty Images

 7月23日ないし24日の開幕を迎えるメジャーリーグでは、各球団がそれぞれの本拠地球場などでサマーキャンプを開始。しかし現地4日、ニューヨーク・ヤンキースはキャンプ初日の打撃練習にて、田中将大の頭部に打球が直撃するアクシデントが発生し、田中の健康状態が大いに心配された。

 果たして一夜明け、アーロン・ブーン監督は田中の現況について「今日の12時30分頃に球場に姿を見せた。元気そうだった」と報告し、同僚のブレット・ガードナーも「歩いている姿はいつも通りだったよ」と無事を説明した。

 もっとも、ブーン監督は3週間を切った開幕に田中が間に合うのかについては、「そう願ってはいるものの、あまり憶測では話したくない。脳震とうプログラムに則って、数日間は様子を見ていく必要がある」と慎重なコメントを残している。
 
 左腕投手ジェームズ・パクストンによると、田中を襲ったジャンカルロ・スタントンが放った弾丸ライナーは112マイル(約180キロ)だったとのこと。それだけのボールがそのままぶつかれば、当然何らかの支障をきたしてもおかしくはない。しかし、田中の様子からはまったく影響が感じられないとあって、ブーン監督はこう語ったと、『ESPN』でヤンキース番記者を務めるマーリー・リベラ記者は伝えている。

「すべての兆候は一つのことを指し示している。『タナカは銃弾をかわしたんだ!』」

 11年ぶりの世界一を目指すヤンキースにあって田中は今季、ゲリット・コールに続く先発2番手としての役割が期待されている。オフには初のFAを迎えることになるが、まずは無事に回復することを祈るばかりである。

構成●SLUGGER編集部

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