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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】西武の若手先発陣は浅村を封じられるか。2カード連続負け越しのロッテは札幌で反攻へ

氏原英明

2020.07.14

昨季、浅村は18年まで在籍した古巣・西武相手に11本塁打を量産した。写真:徳原隆元

昨季、浅村は18年まで在籍した古巣・西武相手に11本塁打を量産した。写真:徳原隆元

●楽天-西武(楽天生命パーク)
【予告・予想先発】
14日(火)弓削隼人-高橋光成
15日(水)涌井秀章-今井達也
16日(木)塩見貴洋-浜屋将太
17日(金)則本昂大-ニール
18日(土)岸孝之-松本航
19日(日)石橋良太-榎田大樹

 首位の楽天は前節の対ソフトバンク6連戦で今季初のカード負け越しを喫した。

 ただ、昨季の西武戦は14勝11敗と勝ち越している。主砲の浅村栄斗は11本塁打を量産し、島内宏明、茂木栄五郎が打率3割台。ロメロも13試合で4本塁打を放っている。楽天打線は左打者が多いが、西武に強力なサウスポーがいないことも好材料だろう。

 一方の西武は投手陣の踏ん張りがカギ。高橋光成、今井達也、松本航の若手3人は、昨季の楽天戦でいずれも防御率5点台と打ち込まれ、頼みのニールも実は唯一の1敗は楽天につけられたものだ。左打者中心の打線に投げにくさがあるのだろう。

 これまでのピッチングを見ていても、高橋光や今井は左打者に腕を振り切れていないところがある。彼ら2人にとっては、苦手意識を克服する意味でも、また今後のシーズンを占う上でも今節の楽天戦はカギになるはずだ。
 
●オリックス-ソフトバンク(京セラドーム)
【予告・予想先発】
14日(火)アルバース-千賀滉大
15日(水)鈴木優-和田毅
16日(木)山崎福也-バンデンハーク
17日(金)榊原翼-東浜巨
18日(土)田嶋大樹-二保旭
19日(日)山本由伸-石川柊太

 2節連続で勝ち越して勢いに乗るオリックスと前節で首位・楽天の勢いを止めたソフトバンク。好調同士の対戦となる。

 昨季の対戦成績はオリックスが7勝16敗と大きく負け越し。特に、先発陣が打ち込まれるケースが多く、初戦先発のアルバースが0勝3敗、防御率12.89と大炎上したのは不安要だ。一方、リリーフはディクソンと新助っ人ヒギンスが好調。2戦目登板の鈴木優や3戦目の登板になる山崎福、榊原らフレッシュな顔ぶれで5イニングを投げ切ることから目指したい。

 ソフトバンクは昨季のオリックス戦で、計13本塁打、31打点と大暴れしたグラシアルとデスパイネが不在なのは痛いところだが、主砲の柳田悠岐が楽天との6連戦で23打数10安打、5本塁打と絶好調。不振だった松田宣浩にもヒットが出るようになってきた。

 投手陣では千賀が吉田正をやや苦手としているが、他の打者にはほとんど打たれていない。カギになるのは、新加入のジョーンズ、ロドリゲスあたりをきっちり抑えられるか。特にロドリゲスは10日の日本ハム戦で逆転サヨナラ弾を放つなど好調なので気を付けたい。
 

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