プロ野球

「自分で終わらせないように必死だった」4番中田翔が決勝3ラン!日本ハムが首位ソフトバンクに大逆転勝利

THE DIGEST編集部

2020.07.25

決勝3ランを放った中田。23打席安打のなかった暗闇を引き裂くような豪快な当たりだった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 日本ハム9-7ソフトバンク/7月25日/PayPayドーム

 日本ハムが序盤の6点差を逆転し、首位ソフトバンクに勝利。敵地で今週3勝目を挙げた。

 試合は立ち上がりからソフトバンクペースで進んだ。1回裏、2番今宮健太、3番柳田悠岐の連打で日本ハム・村田透を攻めると、5番栗原陵矢の満塁弾が飛び出し、4点を先制。2回にも今宮、中村晃のタイムリーで2点を加え、6点をリードする。

 一方の日本ハムは、5回、8番宇佐美真吾が左翼へ2ランを放ち、反撃の狼煙を上げる。6回には杉谷拳士にも本塁打が飛び出し、3点差に詰め寄った。

 7回表、日本ハムは内野ゴロと3番近藤健介の中前打で同点に追いつく。なおも二死一、三塁のチャンスに打席には火曜から23打席安打のない4番中田翔。初球、真ん中高めの変化球を完璧に捉えた当たりは、左翼席上段に飛び込む第10号3ラン。日本ハムが6点差の逆転に成功した。

 ソフトバンクはその裏、今宮健太が本塁打を放ち食らいつくも、反撃はそこまで。日本ハムが玉井大翔、宮西尚生、秋吉亮とリレーし、得点を許さなかった。
 
 決勝本塁打の中田は試合後、「近ちゃん(近藤健介)のタイムリーを見て気合が入った。自分で終わらせないように必死だった」と打席を振り返った。最高の場面での一発に「嬉しいです。ありがとうございます」と、ほっとした表情を見せた。

 最後は「一試合一試合つかみに行く気持ちで、ファンの皆さんの力を借りながら頑張っていきたい」と意気込んだ。

 日本ハムが勝ち越して本拠地へ戻るか、ソフトバンクが五分に戻すか。26日の試合はソフトバンク・二保旭、日本ハム・河野竜生の先発で13時開始予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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