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MLB

“王者”アストロズに衝撃!サイ・ヤング賞投手バーランダーが右ヒジ故障で残り全休へ?

SLUGGER編集部

2020.07.27

昨年のサイ・ヤング賞投手バーランダーが今季全休へ。アストロズにはあまりに痛すぎる離脱に。(C)Getty Images

昨年のサイ・ヤング賞投手バーランダーが今季全休へ。アストロズにはあまりに痛すぎる離脱に。(C)Getty Images

 日本では大谷翔平の693日ぶりの復帰登板が大きく報じられているが、現地アメリカでは“大谷のライバル”、ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)が右ヒジを痛め、今季残り全休とのニュースに衝撃が走っている。

 バーランダーといえば、昨シーズンに21勝で最多勝、3度目のノーヒッターも達成して8年ぶりのサイ・ヤング賞に輝いた球界屈指の豪腕だ。大谷も「野球をやってきて一番速い」「品のある球」と大絶賛する37歳の右腕は、そのボールだけでなくタフネスぶりでも知られ、200イニング以上は12回、最多投球回を4度数え、故障者リスト入りも15年の一度しかなかった。
 
 しかし現地26日、『ヒューストン・クロニクル』のチャンドラー・ローム記者が報じたところによると、バーランダーは右ヒジを痛め、今季残りシーズンが全休になる見込みだという。開幕戦で6回2失点7奪三振と好投するなど故障の予兆はなかっただけに、球界に激震が走った形だ。しかし、バーランダーとダスティ・ベイカー監督は右ヒジの張りについては認めつつも、数週間後に復帰できると報道を否定している。

 アストロズといえば、世界一となった17年にサイン盗みを行っていたことが発覚し、大バッシングを浴びている“新・悪の球団”。昨オフには防御率&奪三振の二冠に輝いたゲリット・コールが移籍しており、ただでさえ戦力の低下は否めなかった。これでバーランダーも離脱すると、コールと合わせて昨季から「41勝・435.1投球回・626奪三振」を失った計算になる。バーランダーの離脱の有無はサイン盗み問題以上に悩みの種になる可能性があるだけに、今後も注視されることになりそうだ。

構成●SLUGGER編集部

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