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MLB

日本人投手3人が先発。初登板の田中は“調整”、前田と菊池はいずれも6回無失点の好投!

SLUGGER編集部

2020.08.02

田中(中央)は故障明けということもあって3回途中で降板したが、前田(左)と菊池(右)はそれぞれ快投を見せた。(C)Getty Images

田中(中央)は故障明けということもあって3回途中で降板したが、前田(左)と菊池(右)はそれぞれ快投を見せた。(C)Getty Images

 現地時間1日、ヤンキースの田中将大と、ツインズの前田健太、そしてマリナーズの菊池雄星がそれぞれ先発。故障明けの田中は“試運転”だったが、残りの2人はそれぞれ好投を見せた。

 キャンプ再開直後に頭部に打球を受けた田中は、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたレッドソックス戦で今季初登板。今季はマイナーリーグが中止になっていることもあり、どちらかといえば“調整登板”のような形だった。初回はヒットこそ打たれたものの2三振を奪う上々の立ち上がりで、続く2回もスプリットを効果的に使ってレッドソックス打線を無失点に抑えた。ヤンキース打線もジオ・アーシェラの満塁弾などで、この回までに5得点と田中を援護する。

 しかし田中は3回に連打を浴びて2点を失い、ちょうど球数が50球を超えたこともあって降板。初登板は2.2回を4安打2失点、3奪三振という結果となった。試合はその後、ヤンキースのリリーフ陣が無失点に抑えて5対2で勝利したが、田中に勝敗はつかなかった。
 
 一方、今季2度目の登板となった前田は、インディアンス打線を相手に二塁も踏ませぬ快投。3回には三者連続三振を奪うなど、4回までノーヒットピッチングを続けた。5回、6番のブラッドリー・ジマーに二塁への内野安打を打たれたものの、ヒットはこの1本だけ。打線から3点の援護を得たこともあり、6回無失点6奪三振で開幕2連勝を果たした。

 同じく今季2登板目の菊池も、アスレティックス戦で初回から2三振を奪う上々の立ち上がり。この日は特にカットボールが冴えわたり、5回までは内野安打1本のみに抑えていた。6回は先頭の7番クリス・デービス、8番スティーブン・ピスコッティに連打を浴びるものの、その後は二者連続三振と再び立ち直った。最終的に6回3安打無失点9奪三振で、勝ち投手の権利を持ったままマウンドを降りたが、8回にリリーフ陣が同点2ランを浴びて初勝利はならず。

 なお、レイズの筒香嘉智はオリオールズ戦に3番レフトで先発出場したが、この日は4打数無安打1四球。試合は4対4の同点で延長に入り、レイズは延長10回にサヨナラ負けを喫した。秋山翔吾(レッズ)が出場予定だったタイガース戦は、雨のため雨天延期となった。明日の試合は今シーズン初の7回制ダブルヘッダーとなる見込みだ。

構成●スラッガー編集部

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