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MLB

大谷翔平が日本人メジャーリーガー通算600号!1位は松井秀喜の175本、投手は野茂英雄の4本を最多に計5人が貢献

SLUGGER編集部

2020.08.11

計18人がメジャーで本塁打を記録。松井秀(左)を最多に、今日の大谷(右下)が600号の大台に達した。野茂(右上)やダルビッシュ(左上)ら5投手も一発。(C)Getty Images

計18人がメジャーで本塁打を記録。松井秀(左)を最多に、今日の大谷(右下)が600号の大台に達した。野茂(右上)やダルビッシュ(左上)ら5投手も一発。(C)Getty Images

 やはりこの男は「持っている」のだろう。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地時間10日、今季4号となる2ラン本塁打をマークした。この一発は“節目”の一撃でもあった。大谷自身にとっては通算44号となり、井口資仁と並ぶ日本人メジャーリーガー歴代4位タイ。そして、日本人全選手の通算アーチ数にとっても「600号」となったのだ。

 1998年4月28日、野茂英雄が日本人初のメジャー第1号を放ってから、20年以上の歳月を経て600の大台まで到達した。100、200、300号は松井秀喜が、400号は城島健司、500号はイチローが記録してきたが、大谷も“マイルストーン”に名を連ねた形だ。

「通算600号」のうち、3割近くを稼いだのが“ゴジラ”で通算175本。2004年の31本塁打を最多とし、20本以上のシーズンが計4度。年間20発以上を記録したのは、松井秀と大谷の2人しかいないのだから、さすがと言えるだろう。

 2位はイチローの117本だ。メジャー通算3089安打を誇る殿堂入り当確のレジェンドは、通算19年で2ケタ本塁打こそ3回ながら、2001年から17年連続本塁打と、改めて“継続性”が光る記録を持っている。3位の城島健司も実働4年、しかも捕手というポジションで通算48本塁打。その城島まで、大谷はあと4本に迫っており、日本人歴代3位の座は今季中に入れ替わる可能性も十分だ。
 
 一方、このマイルストーンには投手の貢献も見逃せない。日本人第1号を放った野茂は通算4本塁打を記録。川﨑宗則が1本なのだから、打撃面でも“旋風”を巻き起こしていたのは間違いない。他にも吉井理人、石井一久、前田健太、ダルビッシュ有の計5投手がメジャーでホームランを放っている。しかもそれぞれ印象的なものばかりで、石井はその年に最優秀防御率を獲得したジェイク・ピービ-から、前田はデビュー戦に1号、ダルビッシュは日米通じて初の1号が125mの特大アーチとなった。吉井は吉井で、本塁打を放った2000年にアジア人初の盗塁をマークしている。

 通算18選手のメジャーで「生きた証」の一つが、この通算600号のマイルストーンとも言えよう。今もメジャーでプレーしている選手はもちろん、将来的に海を渡って活躍する選手が、この節目の数字を700、800、900、そして1000という大台まで伸ばすことを期待したいところだ。

【日本人メジャーリーガーの本塁打数】
1位:松井秀喜/175本
2位:イチロー/117本
3位:城島健司/48本
4位:井口資仁/44本
4位:大谷翔平★/44本
6位:福留孝介/42本
7位:青木宣親/33本
8位:松井稼頭央/32本
9位:新庄剛志/20本
10位:田口壮/19本
11位:岩村明憲/16本
12位:野茂英雄/4本
13位:吉井理人/1本
13位:石井一久/1本
13位:川崎宗則/1本
13位:前田健太★/1本
13位:ダルビッシュ有★/1本
13位:筒香嘉智★/1本
※★=現メジャーリーガー

構成●SLUGGER編集部

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