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プロ野球

育成出身の中日・ロドリゲスが来日初勝利!同郷の先輩ビシエドが久しぶりの本塁打で援護

THE DIGEST編集部

2020.08.15

育成から支配下登録されたロドリゲスが、初勝利を挙げた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

育成から支配下登録されたロドリゲスが、初勝利を挙げた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 中日7-4巨人/8月15日/東京ドーム

 前日の雪辱を果たした中日が巨人に快勝。キューバ出身のヤリエル・ロドリゲスが初勝利を挙げた。
 
 3日に育成から支配下登録されたロドリゲスは、9日の巨人戦に続いて2度目の先発。立ち上がり、巨人の1番坂本勇人、2番パーラから連続三振を奪い、最高のスタートを切る。
 
 4回裏には一死満塁のピンチを招いたロドリゲス。8番吉川尚輝に中前打を浴び1点を失うも、続く代打・田中俊太、坂本勇人を打ち取り、最少失点で切り抜ける。結局7回を1点に抑える投球だった。
 
 一方の中日打線は、初回に先制した後、4回には4番ビシエドに2ランが飛び出す。8月打率.133と苦しむ主砲の24試合ぶりの一発は、同郷の後輩を援護する貴重な追加点となった。
 
 8回にも4点を加えた中日に対し、巨人は8、9回で3点を返すも及ばず。最後は、これまたキューバ出身のライデル・マルティネスが締めた。
 
 初勝利について「ほんとにほんとにうれしい」と感情を爆発させた先発のロドリゲス。記念のウイニングボールは「育ててくれた両親に渡したい」と、澄んだ瞳を輝かせた。
 
 不屈の精神で支配下登録を勝ち取り、現在、先発ローテーションに定着しつつある23歳。投手陣に疲労がたまる夏場以降、チームを助ける投球が続けられるか注目だ。
 
構成●THE DIGEST編集部

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