シアトル・マリナーズの菊池雄星は現地時間20日、本拠地で行われたロサンゼルス・ドジャース戦に先発するも、4.2回を4四球4安打5失点で敗戦投手になった。これで今季成績は4先発で0勝2敗、防御率6.30となっている。
憧れの男との対面は、悔しさをのぞかせる試合となった。日本時代から尊敬してやまないサイ・ヤング賞3回の左腕カーショウとのマッチアップは、両者とも1~2回を無失点に抑えていく。しかし3回、菊池は崩れた。ヒットと四球を許すと、9番のマット・ビーティは明かな空振りで三振に仕留めたはずが、まさかのファウルの判定。そして8球目をライトフェンス近くまで運ばれて失点してしまう。その勢いは止められず、この回4失点を喫した。
そして5回には3つの四球を与えたところで降板。後続が返したために失点がつき、今季ワーストの5失点KOとなった。一方、憧れのカーショウは貫禄を見せつけた。ホームランこそ許したものの、7回1失点1四球11奪三振の好投で今季3勝目を手にしている。
菊池はオフシーズンの投球フォーム改造の成果で、この日も最速96.6マイル(155.4キロ)と素晴らしいスピードボールを見せていた。しかし不運な判定があったにせよ、今季緒戦と同様に四球から崩れており、課題も明白な状況だ。次回以降の登板で“新しい姿”を見せられるのか、注目したい。
構成●SLUGGER編集部
憧れの男との対面は、悔しさをのぞかせる試合となった。日本時代から尊敬してやまないサイ・ヤング賞3回の左腕カーショウとのマッチアップは、両者とも1~2回を無失点に抑えていく。しかし3回、菊池は崩れた。ヒットと四球を許すと、9番のマット・ビーティは明かな空振りで三振に仕留めたはずが、まさかのファウルの判定。そして8球目をライトフェンス近くまで運ばれて失点してしまう。その勢いは止められず、この回4失点を喫した。
そして5回には3つの四球を与えたところで降板。後続が返したために失点がつき、今季ワーストの5失点KOとなった。一方、憧れのカーショウは貫禄を見せつけた。ホームランこそ許したものの、7回1失点1四球11奪三振の好投で今季3勝目を手にしている。
菊池はオフシーズンの投球フォーム改造の成果で、この日も最速96.6マイル(155.4キロ)と素晴らしいスピードボールを見せていた。しかし不運な判定があったにせよ、今季緒戦と同様に四球から崩れており、課題も明白な状況だ。次回以降の登板で“新しい姿”を見せられるのか、注目したい。
構成●SLUGGER編集部