プロ野球

巨人・菅野智之は7.2回2失点で勝ち負けつかず。開幕10連勝は次回に持ち越し

SLUGGER編集部

2020.09.01

7.2回を2失点と好投した菅野(写真)だが、1点リードの8回に2者連続四球で降板。リリーフした中川がタイムリーを打たれて同点となり、開幕10連勝は次回に持ち越しとなった。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 巨人の菅野智之が1日、DeNAとの第10回戦に先発。7.2回2失点と好投するも勝ち負けつかず、開幕10連勝はおあずけとなった。

 初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せた菅野は、4回までDeNA打線を無失点。この裏に7番・大城卓三が先制2ランを放つ。5回表には無死満塁のピンチを迎えるが、ピッチャーゴロの間に1点を失ったのみで切り抜けた。

 試合は巨人1点リードのまま終盤に突入するが、菅野が8回に制球を乱し、2死から2番・中井大介、3番・ソトに2者連続のフォアボールを与えてしまう。そして4番・佐野恵太を迎えたところで、原辰徳監督は菅野をあきらめ、中川皓太を投入。いまだ防御率0点台と難攻不落の中川に対し、佐野は果敢な初球攻撃でライト前へのタイムリーヒットを放ち、中井が還って同点。この時点で菅野の勝ちが消えた。
 
 ソトが還れば菅野に今季初の黒星がつく可能性もあったが、中川が後続を抑えて同点どまり。そして9回裏、無死満塁の場面で8番・吉川直輝がライト前へのタイムリーを放つ。試合は巨人のサヨナラ勝ちとなったが、菅野の開幕10連勝は次回に持ち越しとなった。

 原監督は試合後、菅野のピッチングについて「集中力もあるし、心技体の部分で非常に良かったと思う。だが、やはり勝負の世界というものは簡単には行かない」と振り返った。次回登板はもしかすると、本日5試合連続完投勝利を達成した大野雄大(中日)との投げ合いになるかもしれないが、開幕10連勝を達成することはできるだろうか。

構成●SLUGGER編集部

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