ヤンキースの田中将大が現地時間11日、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたオリオールズ戦のダブルヘッダー第２試合に先発し、５回１失点の好投で２勝目を挙げた。

　アメリカ同時多発テロ事件から20年が経過したこの日、「NYPD（ニューヨーク市警）」の文字が入った帽子を被ってマウンドに上がった田中は初回、前の登板で２ランを打たれた３番・ＤＪ・スチュワートにまたも先制ソロ本塁打を浴びるが、ヤンキース打線もこの裏に打者一巡の猛攻で一挙４得点。大量援護をもらった田中は２回にも１死一、三塁のピンチを招くも、８番クリス・デービス、９番チャンス・シスコを連続三振に抑えてここは切り抜ける。
  　この粘り強いピッチングで調子を取り戻したのか、田中は３～５回を立て続けに三者凡退に抑える好投。さらにヤンキースは、なんとルーク・ボイトの２打席連続３ランが出てオリオールズを突き放し、田中は勝利投手の権利を得て、５回を３安打１失点５奪三振（１死球）、91球で降板した。

　その後ヤンキースは６回をルイス・セッサ、７回をブルックス・クリスキーで大量リードを悠々と守り、10対１でダブルヘッダー２連勝。田中には今季２勝目がついた。

構成●SLUGGER編集部

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