現地時間22日、守備のベストナインとも呼べるゴールドグラブの今季候補者が、主催のローリングス社より発表。各リーグ各ポジション3名(ア・リーグ二塁手のみ4名)の最終候補が公表された形となり、日本勢からア・リーグ投手部門でツインズの前田健太が、ナ・リーグ左翼手部門でレッズの秋山翔吾がノミネートされた。もっとも、今回の候補者たちを巡って「どんな選出理由?」「●●が入っていない」と、ファンの中で賛否両論が巻き起こっている。
例年、ゴールドグラブは監督&コーチの投票により決められていた。しかし今季は、コロナ禍による移動制限のため所属地区内の対戦しかなかったことから、候補者を絞るにあたって「各種守備成績」を判断材料としたという。では、実際の候補者のリストを、信頼度の高い「DRS(守備防御点=各ポジションのリーグ平均と比べて、守備でどれだけ防いだかを示す指標。守備範囲や併殺処理、送球、失策、捕手はフレーミングも評価の対象となっている)」とともに見てみよう。※AL=ア・リーグ、NL=ナ・リーグ、/以降の数字がDRS
【投手】
<AL>
グリフィン・キャニング(エンジェルス/3)
前田健太(ツインズ/1)
ザック・プリーサック(インディアンス/2)
<NL>
マックス・フリード(ブレーブス/5)
カイル・ヘンドリックス(カブス/3)
アレック・ミルズ(カブス/3)
【捕手】
<AL>
ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス/5)
ジェームス・マッキャン(ホワイトソックス/5)
ロベルト・ペレス(インディアンス/6)
<NL>
タッカー・バーンハート(レッズ/9)
ウィルソン・コントレラス(カブス/1)
ジェイコブ・スターリングス(パイレーツ/7)
【一塁手】
<AL>
ユリ・グリエル(アストロズ/2)
マット・オルソン(アスレティックス/5)
エバン・ホワイト(マリナーズ/7)
<NL>
ブランドン・ベルト(ジャイアンツ/1)
ポール・ゴールドシュミット(カーディナルス/1)
アンソニー・リゾー(カブス/3)
【二塁手】
<AL>
セザー・ヘルナンデス(インディアンス/6)
ニッキー・ロペス(ロイヤルズ/8)
ダニー・メンディック(ホワイトソックス/0)
ジョナサン・スコープ(タイガース)
<NL>
アダム・フレイジャー(パイレーツ/4)
ニコ・ホーナー(カブス/5)
コルテン・ウォン(カーディナルス/6)
【三塁手】
<AL>
イサイア・カイナー=ファレファ(レンジャーズ/8)
ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス/-1)
ジオ・アーシェラ(ヤンキース/6)
<NL>
ブライアン・アンダーソン(マーリンズ/4)
ノーラン・アレナード(ロッキーズ/15)
マニー・マチャド(パドレス/7)
【遊撃手】
<AL>
カルロス・コレア(アストロズ/8)
J・P・クロフォード(マリナーズ/6)
ニコ・グッドラム(タイガース/3)
<NL>
ハビア・バイエズ(カブス/7)
ミゲル・ロハス(マーリンズ/2)
ダンズビー・スワンソン(ブレーブス/10)
【左翼手】
<AL>
アレックス・ゴードン(ロイヤルズ/1)
ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ/-3)
カイル・タッカー(アストロズ/3)
<NL>
秋山翔吾(レッズ/4)
タイラー・オニール(カーディナルス/9)
デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス/-1)
【中堅手】
<AL>
バイロン・バクストン(ツインズ/11)
ラモン・ラウレアーノ(アスレティックス/5)
ルイス・ロバート(ホワイトソックス/8)
<NL>
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス/2)
コディ・ベリンジャー(ドジャース/5)
トレント・グリシャム(パドレス/7)
【右翼手】
<AL>
クリント・フレイジャー(ヤンキース/4)
ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ/12)
アンソニー・サンタンダー(オリオールズ/8)
<NL>
ムーキー・ベッツ(ドジャース/11)
チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ/-1)
ジェイソン・ヘイワード(カブス/1)
お気づきの方もいるだろうが、「最高の守備選手」を表彰するアウォードに、現代守備指標で最も信頼度の高いとされるDRSでマイナスに落ち込んでいる選手が何人かノミネートされている。まずこの点が、多くのファンから疑問を呈されている大きな要因だ。そして、そのDRSにおいて上位に入っている選手が候補者にすら入っていないことに、批判が集まっているわけである。以下が、主な“落選者”だ。
例年、ゴールドグラブは監督&コーチの投票により決められていた。しかし今季は、コロナ禍による移動制限のため所属地区内の対戦しかなかったことから、候補者を絞るにあたって「各種守備成績」を判断材料としたという。では、実際の候補者のリストを、信頼度の高い「DRS(守備防御点=各ポジションのリーグ平均と比べて、守備でどれだけ防いだかを示す指標。守備範囲や併殺処理、送球、失策、捕手はフレーミングも評価の対象となっている)」とともに見てみよう。※AL=ア・リーグ、NL=ナ・リーグ、/以降の数字がDRS
【投手】
<AL>
グリフィン・キャニング(エンジェルス/3)
前田健太(ツインズ/1)
ザック・プリーサック(インディアンス/2)
<NL>
マックス・フリード(ブレーブス/5)
カイル・ヘンドリックス(カブス/3)
アレック・ミルズ(カブス/3)
【捕手】
<AL>
ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス/5)
ジェームス・マッキャン(ホワイトソックス/5)
ロベルト・ペレス(インディアンス/6)
<NL>
タッカー・バーンハート(レッズ/9)
ウィルソン・コントレラス(カブス/1)
ジェイコブ・スターリングス(パイレーツ/7)
【一塁手】
<AL>
ユリ・グリエル(アストロズ/2)
マット・オルソン(アスレティックス/5)
エバン・ホワイト(マリナーズ/7)
<NL>
ブランドン・ベルト(ジャイアンツ/1)
ポール・ゴールドシュミット(カーディナルス/1)
アンソニー・リゾー(カブス/3)
【二塁手】
<AL>
セザー・ヘルナンデス(インディアンス/6)
ニッキー・ロペス(ロイヤルズ/8)
ダニー・メンディック(ホワイトソックス/0)
ジョナサン・スコープ(タイガース)
<NL>
アダム・フレイジャー(パイレーツ/4)
ニコ・ホーナー(カブス/5)
コルテン・ウォン(カーディナルス/6)
【三塁手】
<AL>
イサイア・カイナー=ファレファ(レンジャーズ/8)
ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス/-1)
ジオ・アーシェラ(ヤンキース/6)
<NL>
ブライアン・アンダーソン(マーリンズ/4)
ノーラン・アレナード(ロッキーズ/15)
マニー・マチャド(パドレス/7)
【遊撃手】
<AL>
カルロス・コレア(アストロズ/8)
J・P・クロフォード(マリナーズ/6)
ニコ・グッドラム(タイガース/3)
<NL>
ハビア・バイエズ(カブス/7)
ミゲル・ロハス(マーリンズ/2)
ダンズビー・スワンソン(ブレーブス/10)
【左翼手】
<AL>
アレックス・ゴードン(ロイヤルズ/1)
ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ/-3)
カイル・タッカー(アストロズ/3)
<NL>
秋山翔吾(レッズ/4)
タイラー・オニール(カーディナルス/9)
デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス/-1)
【中堅手】
<AL>
バイロン・バクストン(ツインズ/11)
ラモン・ラウレアーノ(アスレティックス/5)
ルイス・ロバート(ホワイトソックス/8)
<NL>
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス/2)
コディ・ベリンジャー(ドジャース/5)
トレント・グリシャム(パドレス/7)
【右翼手】
<AL>
クリント・フレイジャー(ヤンキース/4)
ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ/12)
アンソニー・サンタンダー(オリオールズ/8)
<NL>
ムーキー・ベッツ(ドジャース/11)
チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ/-1)
ジェイソン・ヘイワード(カブス/1)
お気づきの方もいるだろうが、「最高の守備選手」を表彰するアウォードに、現代守備指標で最も信頼度の高いとされるDRSでマイナスに落ち込んでいる選手が何人かノミネートされている。まずこの点が、多くのファンから疑問を呈されている大きな要因だ。そして、そのDRSにおいて上位に入っている選手が候補者にすら入っていないことに、批判が集まっているわけである。以下が、主な“落選者”だ。