西武10－３日本ハム／11月4日／メットライフドーム
　
　今シーズンの本拠地最終戦で西武が日本ハムに大勝。連勝を４に伸ばし、単独２位に浮上した。
　
　西武は日本ハム先発、吉田輝星の立ち上がりを攻める。先頭の金子侑司からの３連打で先制すると、なおも無死満塁で６番スパンジェンバーグが打席に。初球を右前に運び追加点をたたき出した。
　
　２回裏、さらに１点を加えて二死一、二塁でスパンジェンバーグに第２打席が回る。3球目を完璧に捉えた打球は、西武ファンの待つ右翼席上段に飛び込んだ。序盤で８得点を挙げ、試合を優位に進める。
　
　西武の先発、ニールは打たせて取る投球で６回途中まで３失点。その後も中継ぎ陣が無失点で繋ぎ、リードを守った。
　
　試合後、ヒーローインタビューに臨んだのは、４打点のスパンジェンバーグ。２回の３ランについて「CSに向けて負けられない試合が続いている中、毎日１勝を積み上げるために必死に戦った結果、いいホームランになった」と振り返った。
  「ライオンズ全員にとって重要な試合で活躍ができたことをうれしく思う」と話した来日１年目の助っ人。「いい形でシーズンを終えられるようにこれからも頑張る」と抱負を語った。
　
　３連覇を逃すも、現在CS進出へ大きく近づいている西武。試合後、辻監督も「明後日から死ぬ気で戦う」と話したように、チーム全員、目指すは日本シリーズでの本拠地帰還だ。

構成●THE DIGEST編集部

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