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プロ野球

阪神新助っ人ロハスは「お金の誘惑に負けた」と韓国メディアは嘆き節。「NPBの襲撃が現実に」と“草刈り場”の実態を吐露

THE DIGEST編集部

2020.12.11

阪神がこのオフにKBOのタイトルホルダーを“乱獲”中。強打者ロハスJr.(右)は当確、最多勝アルカンタラ(左)もマネーゲームで勝ちそうだ。(C)Getty Images

阪神がこのオフにKBOのタイトルホルダーを“乱獲”中。強打者ロハスJr.(右)は当確、最多勝アルカンタラ(左)もマネーゲームで勝ちそうだ。(C)Getty Images

 日本プロ野球(NPB)、いや阪神タイガースの存在に、韓国プロ野球(KBO)は恐れおののいているようだ。

 韓国メディア『スポーツキョンヒャン』は10日、「阪神の襲撃……KBOはNPBに対して非常事態に陥っている」と、たいそうな見出しをつけた記事を投稿して話題を呼んでいる。その理由は他でもない。阪神がこのオフに、KBOの投打二大スターの補強を進めているからだ。

 9日、今季KBOで47本塁打&135打点の二冠に輝き、MVPを受賞した両打外野手のメル・ロハスJr.が、阪神と契約合意したことが報じられた。日本では巨人やオリックス、メジャーでも複数球団が獲得に乗り出していた大砲の阪神入りも衝撃的だったが、同紙が「日本プロ野球の襲撃が現実になっている。 レギュラーシーズンMVPを引き抜いた阪神が、今度は最多勝投手まで狙っている」として、今季20勝を記録したラウル・アルカンタラの阪神入りも濃厚と見られているのだ。
 
 一方で、アルカンタラ所属の斗山ベアーズは「阪神との交渉が進行中なのは承知しているが、確定ではない。依然として我々も交渉していこうと思う」と、最多勝右腕の引き留めにかかっているようだが、金銭面では阪神を下回っているようである。

 そして、阪神入りが確定的なロハスJr.に関しては、KTウィズは昨年の外国人最高年俸だった大砲にさらなる昇給を与え、複数年契約を打診したものの、「阪神が2年契約、500万ドル(約5億4000万円)+インセンティブ50万ドル(約5400万円)を提示し、メジャー復帰を夢見ていたロハスを“お金の誘惑”で陥落させた」としてマネーゲームで敗北したことを明かしている。

『スポーツキョンヒャン』によると、KBO球団の関係者が「資金力においては日本の球団と対抗することは困難」と漏らしているようで、「依然として韓国より日本のほうが大きな舞台という外国人選手たちの認識もある。 コロナ禍で市場がシュリンクし、“お金”を前面に押し出すNPBの襲撃がKBO球団の最大の敵となっている」と、資金力で劣るKBO球団が主力の外国人選手をNPBに引き抜かれる現状を伝えている。

構成●THE DIGEST編集部
 
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