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田中将大が強打ツインズ打線を手玉にとる好投!松坂大輔を抜いて日本人最多のプレーオフ通算4勝目

スラッガー編集部

2019.10.06

ポストシーズン通算4勝は日本人投手歴代最多だ。(C)Getty Images

ポストシーズン通算4勝は日本人投手歴代最多だ。(C)Getty Images

 3年連続プレーオフのマウンドに上がった田中将大(ヤンキース)が、改めて大舞台での強さを発揮した。地区シリーズ第2戦の先発でツインズを相手に5回を投げて1失点で勝利し、松坂大輔を抜く日本人投手最多のプレーオフ通算4勝目。8-2でシリーズ連勝を飾ったヤンキースはリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。
 
 両リーグ最高のフライ率39.3%を記録し、シーズン歴代最多の307本塁打を放ったツインズ打線に対して、田中はホームランどころか外野フライも1本だけしか打たせなかった。

 初回に1死から死球とピッチャー返しの内野安打で一、二塁とされたが、続く4番エディ・ロザリオはスプリッターでファーストゴロ併殺に仕留める。味方打線が3回にディディ・グレゴリアスの満塁弾などで大量7点を奪った直後の4回には、1死一、二塁からシフトを敷いてがら空きになった一二塁間を破られて1点を失うも、続くロザリオとミッチ・ガーバーを低めの変化球で連続三振に切ってとった。ピンチは作っても傷口は広げない。

 見せ球として高めへの速球を交えつつ、低めに丁寧な配球を徹底する教科書のようなピッチングで強打者たちをいなし続けた。2、3、5回はいずれも3者凡退。地区シリーズ前の会見で語っていた「自分らしい投球」でしっかりと試合を組み立てた。プレーオフでの通算防御率1.54と被打率.164は、6先発以上の投手でベストに浮上している。

構成●スラッガー編集部
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