プロ野球

西武新外国人ダーモディの“来日”は「三者にとってwin-win-win」と現地メディア。カブスからの来日は今オフ2人目

THE DIGEST編集部

2021.01.21

西武新外国人投手のダーモディ。技巧派左腕の移籍を元球団カブスは歓迎?(C)Getty Images

 西武は21日、前シカゴ・カブスのマット・ダーモディ投手の入団が決定したことを発表した。背番号は「98」となる。

 左腕投手のダーモディは平均150キロ前後のシンカーとチェンジアップ、スライダー、カーブを武器とし、メジャー通算29登板で2勝0敗、防御率5.13を記録した。メジャー全登板だけでなく、マイナーでもほぼリリーフ専任だったが、渡辺久信GМは先発投手としての役割に期待するコメントを残している。

 投球スタイルはいたってシンプルではあるものの、ダーモディは過去に計4球団からドラフト指名された変わり者で、"4度目"となった2013年ドラフト28巡目でトロント・ブルージェイズに入団した。なかなか結果を出せない時期が続いたが、17年には23登板するなど奮闘。そして昨年にはカブスに移籍し、オフにはマイナー再契約を結んだものの、これを破棄して来日を決めたというわけだ。
 
 果たして西武新助っ人の移籍を、カブス専門メディア『ブリーチャー・ネーション』は「三者にとってwin-win-winな結果」として報道している。三者とは、ダーモディ、カブス、そして西武である。

 同サイトはまず、「選手からすればより多くの金額を手にできるし、登板機会も増える」として、推定年俸6000万円の金額面に加えて起用面でもダーモディにはメリットがあると評した。カブスからしても、日本行きによる移籍金を手にできるプラス面があるという。そして西武にとっては「支払いしやすい契約」という意味でリスクが低いとした。

  このオフには、日本ハム新助っ人のコリン・レイもカブスとの契約を破棄して日本球界入りしており、今季はパ・リーグで"カブス勢"の活躍が見られるのか、注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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