プロ野球

楽天復帰の田中将大が最も白星を挙げた球団はどこ? 勝率8割超は4球団、唯一負け越したのが…〈SLUGGER〉

新井裕貴(SLUGGER編集部)

2021.01.29

楽天に8年ぶりの復帰が決まった田中。日本で最も得意にした球団、はたまた苦手にしたのはどこだろうか? 写真:田口有史

 東北の地に、この男が8年ぶりに帰ってくる。

 楽天は28日、田中将大の入団について基本合意したことを発表した。2006年高校生ドラフト1位指名で入団した田中は翌07年に11勝を挙げて新人王に選ばれると、11年には最多勝&最優秀防御率の二冠となって沢村賞を獲得。そして13年は、24勝0敗1セーブ、防御率1.27という空前絶後の成績を残して球団創設初の日本一に導く大活躍を見せた。

 14年からニューヨーク・ヤンキースに移籍した"神の子"は、メジャーの舞台でもオールスターに2回選出されるなど安定した活躍で、このオフに初のFAとなった。しかし、コロナ禍なども影響してなかなか去就が決まらない中、今回、日本復帰という道を選んだようだ。背番号「18」を背負い、年俸も歴代最高の9億円以上と言われている。

 そんな球界屈指の大投手は、日本通算175登板で99勝35敗、防御率2.30、53完投、18完封、奪三振率8.47という数字を残してきた。日米通算となれば175勝となり、あと25勝で通算200の大台に到達。今回の契約は2年とあり、田中であればその在籍期間で達成してもまったく不思議はない。では、ここまで田中に対して最も白星を"献上"してきた球団はどこなのだろうか。以下が、田中の球団別対戦成績である。
 
【田中将大の球団別対戦成績】
■日本ハム:23勝(6敗)
34試合/勝率.793/防御率2.15/奪三振率9.23

■オリックス:17勝(3敗)
27試合/勝率.850/防御率2.24/奪三振率7.72

■ソフトバンク:16勝(3敗)
31試合/勝率.842/防御率1.85/奪三振率9.25

■ロッテ:15勝(4敗)
24試合/勝率.789/防御率2.29/奪三振率8.03

■西武:7勝(13敗)
24試合/勝率.350/防御率3.86/奪三振率8.39

■阪神:5勝(2敗)
8試合/勝率.714/防御率2.70/奪三振率7.31

■巨人:4勝(2敗)
6試合/勝率.667/防御率2.30/奪三振率8.62

■中日:4勝(0敗)
7試合/勝率1.000/防御率1.43/奪三振率8.40

■広島:3勝(0敗)
5試合/勝率1.000/防御率1.03/奪三振率7.46

■ヤクルト:3勝(1敗)
6試合/勝率.750/防御率1.87/奪三振率8.10

■DeNA:2勝(1敗)
3試合/勝率.667/防御率1.96/奪三振率7.83
 
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